サツマイモの葉に黄色い斑点が・・・! & ベト病 & 防虫、防菌に草木灰
こんにちは。
5月10日に植え付けしたサツマイモのツルが伸びて、葉がワサワサしています。
植え付けから収穫まで4か月と言われるので、そろそろ収穫時期を迎えます。
地植えスペースに入りきれずプランターに挿し込んだ2苗・・こちらもツルが伸びて葉もワサワサ・・・しかし、ここにきて葉に異変が・・!
ここ数日前から、地植えのサツマイモの葉には見られないのですが、プランターで成長しているほうの葉に黄色い斑点が見られるようになりました。
こんな感じ。
これまでサツマイモを毎年栽培していたのですが、サツマイモ自体が食害されること以外になにか問題を感じたことはなく、サツマイモ栽培は手間要らず、と思っていたので、この異変に動揺しながら・・ほとんどまる1日、調べに調べました。
なかなか、これだ~と納得できる症状と病名が見当たりませんが・・。
そんな状況の中、これではないか?・・と行きついたのが ベト病 です!
ベト病とは
葉表に淡黄色の斑点ができ、進行すると黄色、黄褐色に変化する菌が原因の病気です。
葉表の淡黄色斑点の葉裏には淡灰色のカビが発生し密集していることを特徴とします。
葉の裏。
葉裏に淡灰色のカビが見られたので、ベト病 である可能性が高い、とようやく結論に至りました。
このまま放置すると、斑点は全体に広がり枯れることになって、株全体に発症し弱らせる事態になります。
ベト病の原因
カビが原因の病気で、高温が続き多湿の環境で発症します。
特に、長雨のあとに多発する病気です。
菌は糸状菌の種類で、土表面に残り次に栽培する野菜に影響を与えてしまいます。
また、肥料不足や肥料過多で苗が弱っていると発症しやすくなります。
ベト病の予防対策
畑の水はけを良くする、苗の密植を避けて風通しを良くする、日当たりを良くする、等、全ての病害虫を予防する上で基本となることですね。
健康で病害虫に強い株を作るため、肥料不足、肥料過多(特にチッソ過多)にならないようにすることも大切です。
また、泥はねも発症原因となるので、マルチ使用も対策の1つとなります。
今回、ベト病の原因として思い当たることとして
プランターの置き場所が、半日陰で背の高い木々の陰になっていて非常に風通しが悪かったこと、その上長雨が続いたこと、が考えられます。
家の中でも、梅雨の時期は、風通しの悪いところはカビが生えますよね~。
植物も同じということですね。
同じ長雨の環境下で、地植えのサツマイモの葉には症状が見られないので、プランターが風通しの良い場所に置いてあったなら発症は避けられたもの、と考えるのです。😞
対策
斑点のある葉は取り除き、破棄します。
石灰を撒いて土表を軽く混ぜる、土壌を深く耕す、等が対策となります。
また、ベト病に限らず、土表面全体にうっすらと米ぬかを撒いて軽く土と混ぜてその上から土壌が湿める程に水を撒き黒いビニール(マルチ)を覆って、今の時期ですと1~2か月ほど太陽光の下で放置して、土壌の殺菌、消毒する、という対策法もあります。
ビニールを被せて土壌を殺菌、消毒した後は、使用時に再び堆肥、肥料、石灰等を入れて土づくりが必要になりますが・・。
今回は、病気の葉を取り除いて破棄して、葉全体に草木灰を薄く撒いて収穫まで様子を見ることにします。
こんな感じに草木灰を葉全体に撒きました。
草木灰は土壌をアルカリ性にする効果もある他に、防虫、防菌効果が期待できるので、苗の病害虫除けにも使用しています。
病気の苗等は、草木灰を撒くと症状が治まるので、その効果を感じます。
* アルカリ性成分を持つ草木灰は、葉焼けしてしまうほど強いのものもあるので、苗に撒く場合は、一部に少量試し蒔きして変化がないことを確認してから使用する必要があります。
以前、葉全体に草木灰を撒いた直後に、葉が全部枯れてしまったということがありました。これには泣けました!!!😥
今回は、プランターの土で少量なので、土を黒いゴミ袋に入れて1握りの米ぬかを振りかけ湿らせる程度に水を加えて口を閉め袋を密閉させて太陽の当たるところに1か月ほど放置し殺菌、消毒してから、再度使用することにします。
今年の春のジャガイモ栽培時も葉に斑点(モザイク病と推測)ができて破棄してしまったので、病原菌対策としてマルチ使用も視野に入れなくてはならない?・・・などと考えています。
野菜を元気に育てるためにはマルチは必要?・・・もしくは、ワラでしょうか・・?
ワラでしたら、ゴミにならず最後は枯れて堆肥化しますね~。
ん~思案のしどころです。マルチかワラか・・。
しかし、ニンニク、タマネギ栽培はマルチでしょうね~。
しばらく考えてみましょう!
健康な野菜を作るには快適な環境が必要なのだと、今更ながら思い知った1日でした。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎