種撒きした場所に巣を作るアリ・・アリはコマツナの種よりカラシナの種が好き?
こんにちは。
9月もそろそろ半ば、葉物野菜なども種蒔き時期となりました。
涼しくなったので、コマツナとカラシナの種を、1つのプランターに半分ずつに分けて種撒きしました。
種蒔きから3日後、カラシナのほうが早く発芽し出しました。
コマツナも発芽してきた種蒔きから4日後のこと、カラシナの種を撒いた場所に2ミリ程の沢山のアリが忙しそうに動いているのを発見、なかには、カラシナの種を運んでいるアリもいます!
矢印はアリを指しますが、見えますか~?
良く見るとアリの巣が3か所出来ているではありませんか!
コマツナの種蒔き場所にはアリは1匹も見えません。
以前、コマツナの種を畝に種蒔きした際、複数のアリの巣が出来て数度種を撒いてもやはりアリの巣ができるだけで、コマツナが発芽しなかったことがありました。
その際アリについて調べると、種に付いている脂肪と糖からできているエライオソームという物質が大好物でエライオソーム発する匂いでアリが集まり巣まで持ち帰ることを知りました。
ちなみに、エライオソームをくっつけている代表種は、スミレの種だそう。
スミレの種、矢印がエライオソーム。
もしかして、と思いカラシナの種を拡大してみると・・ありました・・カラシナの種は結構立派なエライオソームらしきものをくっつけていました。
カラシナの種。
上記拡大写真、矢印の白い部分がエライオソームと思われます。
以前、コマツナの種撒き場所にアリの巣ができたときにコマツナの種を拡大してみてみましたがエライオソームらしきものは見えませんでしたが、今回のカラシナの種は明らかにエライオソーム発する匂いでアリが誘引された、と言えるほどの立派なエライオソームをくっつけた種です。
プランターでの栽培の場合、地植えよりもアリの被害は少ないように思っていたので、まさかの盛りだくさんのアリの登場に驚きました。
地植えでしたら、種撒きしたその日にアリが集合してきたかも・・・。
無農薬野菜栽培は、虫たちをどのようにして遠ざけることができるか、が大きな問題です。
種蒔き時からアリやダンゴムシ、発芽直後からナメクジ、少し成長するとヨトウムシ、アブラムシ、ダニ・・・などなど沢山の虫たちが待ち構えているのですよね~。😥
カラシナの種は、名前からして辛そうなので、まさかアリの集合は予想していなかったこと、しかし、この場合アリが食べるのは種の付属物であるエライオソーム部分だけで種自体は捨てられてしまうのだそう。
ちなみに、捨てられた種はその場所で発芽するというので、これも自然の摂理・・自然界の不思議です。
そろそろ葉物野菜を育てましょ!・・と種蒔きしたらアリの大集合で、またしても、アリと種の関係を知ってしまった次第です。
以前、あんなにしつこくコマツナの種蒔き場所に巣を作ったにもかかわらず、カラシナの種の隣にコマツナの種蒔きをしたらコマツナの種には見向きもしないアリたち。
アリは、コマツナの種よりカラシナの種が好きだった!
* コマツナの種の時にそうであったように、同じカラシナの種でもアリの集まりが悪い品種があるかもしれないです。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎