saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

水耕栽培・・マグカップと茶こし、で簡単! まずは、ブロッコリースプラウト栽培

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家の中で短期で収穫できる野菜、おすすめは水だけで育つスプラウト(新芽)。

スプラウト(新芽)は肥料も土もいらない、家の中で簡単に栽培できる、最も栽培期間の短い野菜です。 なんと1週間で収穫! 

必要なことは、毎日の水替えだけ。

まずは、涼しい時期であれば失敗がなく、1日目から成長が分かるブロッコリースプラウトがおすすめです。

 

 

 

短期で収穫できる代表格のスプラウト(新芽)! しかもその栄養価と言ったら成長した物より数倍、数十倍というのですから是非試してみたいものです。

ブロッコリースプラウトの場合は20~50倍というのですから、これを栽培しない手はないですね~。

しかし、通常の水耕栽培は、スポンジやキッチンペーパー使用をするので成長途中でスポンジやキッチンペーパーの変色(おそらくカビかと思われます。)等がありなかなか上手くいかないものです。

 

種 袋裏に記載のように栄養満点!

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今回は、家の中で、茶こしとマグカップを使って、スポンジやキッチンペーパーを使用しない、水を取り替えるだけの簡単な栽培法です。種蒔から7日~10日で収穫です。

 

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ブロッコリースプラウトの種類

ブロッコリースプラウトには2種類のスプラウトがあります。

育てやすいのは、陽の光を求めて上に真っ直ぐ伸びて成長するかいわれブロッコリーです。

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用意する物

@ かいわれブロッコリースプラウトの種 (かいわれブロッコリースプラウトの種は直径1.5~2ミリほどの大きさがありスプラウトの種としては網目から落ちてしまう心配のない大きさです。)

緑の丸印にあるようにスプラウト用の種子は無消毒、との記載があり発芽直後の幼苗を食べるための専用の種です。

新芽を食するために種蒔きする場合は、無消毒のスプラウト専用の種子を購入しましょう。通販で購入できます。

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@ 茶こし(底が平らなもの)

 

@ マグカップ、みそが入っていた容器等(2ℓのペットボトル等など適当な大きさがあればOK)

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発芽させるためのポイント

種が発芽するためには、水と酸素と適温 が必要で、特に土を使用しない水耕栽培の場合は注意が必要です。

なぜなら土の小さな粒粒のあいだには空気(酸素)が含まれていて、その酸素を吸収して種は発芽しますが、水耕栽培は土を使用しないからです。

水耕栽培の場合、種を水の中にすっぽり入れてしまうと種が呼吸できなくなり(酸素を吸収できない)発芽を阻止してしまうことになります。

ですので、種をすっぽり覆ってしまうほどの量の水を容器に入れるのではなく、種の底がちょうど着くくらいの水の量にして、水と酸素の両方を吸収できる状態にすることが発芽させるためのポイントです。

種蒔の手順

今回は様子が分かるように透明な容器を使用してみました。

@ みその入っていた容器を使用する場合 (容器は根が伸びますので深めのマグカップ等が適当。)・・・ 蓋に茶こしがすっぽり入る大きさに穴を開ける。

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 容器に茶こしの底が届く程度の水を入れる。

 

@ 茶こしに種が重ならない程度に撒いて、水で洗い流すように種に水をまんべんなくかける。

かいわれブロッコリーの種は水を含むと数倍に膨らみますが、容器底に重ならない程度に敷き詰めるように種蒔きすることで、幼苗が太陽に向かって同じ方向に真っすぐそろって育ちます。

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@ 容器の蓋の穴から種を入れた茶こしを入れる。(茶こしの中の種が容器の中の水にすっぽり隠れないように、種の底が水に触れる程度であることを確認する。

 

容器底に種が重ならないよう敷き詰める感じに撒きます。

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@ マグカップの場合は、茶こし底が届く程度に水を入れて、洗い流した種を入れた茶こしをマグカップにセットして準備完了。

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@ 容器ごとすっぽりアルミホイルで被うことで、遮光することと保温の両方が期待できます。(種袋裏に発芽前は暗い場所に置くことと20~25℃の温度と記載されています。)

 左はみそ容器、右はマグカップ、をアルミホイルで被せたもの。

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@ 20~25℃が発芽させるための適温と記載があるので、箱に入れる、容器ですっぽり被せる等で保温をして、置き場所は窓際の暖かいところにします。

気温が22~23℃以上であれば、アルミホイルをすっぽり被せる必要はなく、暗い場所に置く、または箱に入れて、直射日光の当たらない涼しい場所に置いて管理します。

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@ 容器内の水は毎日1回取り換えます。暖かい季節は1日に数回の取り換えが必要です。

根も呼吸しているので、暖かい季節は根が伸びてくると水の濁りや腐敗が心配になってきます。大きめの容器にたっぷりの水で管理すると良いです。

発芽後の管理

4月の室内では、セットして1時間後から皮が割れ始めます。

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種蒔翌日にはちらほら発芽がみられます。

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@ 1日1回、容器の水を取り替えます。その際容器の中のぬめりが残らないように洗い流します。(暖かい時期は、1日に数回水を取り替える必要があります。)

 

種蒔から2日後の様子。種の量が多すぎました。(反省)

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種蒔から3日後の様子。

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種蒔から3日後に根が出ているのを発見。

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種蒔から4日後の様子。

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種蒔から5日後の様子。

5センチほどまで成長したら、被せていたアルミホイルを取り除いて陽に当てます。レースのカーテン越しの場所ですが、陽に当たって葉が緑色になっています。

根には光が当たらないように箱に入れたまま蓋を開ける等工夫します。

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 夜間は気温が低い季節は箱の蓋をして、日中は蓋を取って管理します。

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種蒔から6日後の様子。

まさしく店頭で見るブロッコリースプラウトですね~。

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種蒔から7日後の様子。

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種蒔から8日後の様子。

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 そろそろ収穫しても良いですね~。全部の根元を持って静かに引き抜くと根ごとすっぽりきれいに抜き取れます。または根元をハサミで切って収穫します。

マグカップ使用の場合。

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家の中で簡単に栽培できる栄養満点のブロッコリースプラウトは、1日の成長が目に見えてわかるので楽しみながら癒されます。 この栄養豊富な野菜が、種蒔きしてから約1週間で収穫できるのは嬉しいですね~。

 

スプラウト(新芽)栽培は、特に水の管理が楽な寒い冬に楽しめますね!

まずは超高速で成長する、かいわれブロッコリースプラウトがおすすすめです。

* 気温が上がってきたら(22,23℃くらいからでしょうか・・ぬめりや臭いを感じるようになります。)、1日に数回の水の取り換えが必要になりますが、アルミ等で容器周りを囲う等すると水温の上昇が抑えられて、水の腐敗防止に多少の効果はあります。

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種がこぼれない目の細かいザルでも栽培できますよ~。

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本日はこれにて失礼いたします~。🎎