saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

ミツバ栽培(プランター)・・・発芽のポイントと栽培のポイント

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1年中薬味として重宝する ネギ、青シソ、ミツバ は、庭に植えてあったら便利な野菜ですね。

食欲をそそってくれるその独特の香りは、和風料理そのもの・・・大げさでしょうか?

 

先日は青シソ苗をプランターに植え付けしたので、今日はプランターにミツバの種まきです。

 

 

 

目次

 

ミツバの種類

店頭でみられるミツバは、主に2種類になります。

通年店頭で見られる根元にスポンジが付いているミツバは、水耕栽培された 糸ミツバ と呼ばれる品種。

たまに店頭で見られる茶色い根が付いているミツバは、土で栽培された 根ミツバ と呼ばれ、香りが強く歯ごたえもあり栄養価も高い品種。

 

栽培のポイント

古来から日本の水辺に自生する野草なので、乾燥には弱いという特性を持っています。

水切れに注意すれば、繰り返し収穫できるほど手間のかからない野性的な野菜です。

 

水切れしないように水やりすることが栽培のポイントになります。

日陰気味で育つ方が柔らかい葉になりますので、背の高い野菜の陰になるようにプランターの配置をすると良いです。

種蒔き

 

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ミツバはシソと並んで光を感じて発芽する種(好光性種子)ですので、通常通り土をかけてしまうと発芽しませんよ~。

 

種蒔き後は、種が見え隠れするほど薄く土をかける(1~2mmほど)、または、土をかけないで水やりをして、発芽まで乾燥させないことが発芽させるコツです。

深さ20㎝以上のプランターを用意します。

 

  • プランター底に鉢底石を2センチほどの厚さに並べます。

 

  • プランター上ふちから3cm(水やり時に外に流れ出さないようにプランター上ふちより少し下まで土を入れる)ほど下まで野菜培養土を入れます。

 

  • 種蒔き前に水やりして土表面を湿らせます。そうすることで種がより土に密着でき発芽を促進できます。

 

  • 5センチ間隔の溝に1センチ間隔で種蒔きする、もしくはプランター全体にパラパラ種撒きします。

 

  • 土はかけないで、種と土を密着させるように種蒔きしたところを手で軽く押さえて、静かにプランター底から流れ出るくらいにたっぷり水やりをします。

 

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  • 発芽まで、新聞紙や不織布等をかける、または、土表面が湿る程度に毎日水やりをする等して乾燥対策をします。

以上、種蒔き作業終了です。

 

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ミツバは発芽までは少し日数がかかるのです、種蒔から10日ほどが目安です。

その間は、乾燥に要注意です。

 

 

 

追肥と管理

双葉が開いたら2~3㎝ほどの間隔に、本葉が2枚になったら5㎝ほどの間隔に間引きします。

間引きの際は、土を根元に寄せて(土寄せ)株が倒れないようにします。

 

本葉が2枚になって間引き作業が終わったら、2週間おきに追肥(化成肥料、もしくは、有機質であれば ぼかし肥 を1つかみ(10g)、または液体肥料であれば1週間ごとを適量) を開始します。


収穫

20センチほどに成長したら葉を摘み取って収穫します。

草丈が高くなってきたら、根元5㎝ほどを残してハサミで切り取って全部収穫することもできます。

 

株元を残すことで、追肥すれば繰り返し葉が生えてきます。

白い花が咲き出すと葉が硬くなってしまうので、花は摘み取ります。

 

 

収穫までは2か月ほどでしょうか。

2か月後は、そろそろ夏も終わりを告げるころですね~。

ミツバの発芽気温は20~25℃とそう高くはないので、もう少し早めに種蒔きすれば真夏に薬味として活躍できたのに・・・反省。

 

少しでも参考となる情報がありましたら、嬉しい限りです。

 

本日はこれにて失礼いたします~。🎎

 

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