ミニトマト栽培(プランター)・・・栽培のポイント、苗植え付け、植え付け後の管理、追肥、収穫
5月は夏野菜の苗植え付けに忙しい毎日です。
雨にあたると実割れしてしまう大玉トマト栽培は大変なので、手軽に育てられるミニトマトの苗をプランターに植え付けることにします。
最近はミニトマトの品種もたくさんあって、嬉しくもあり悩ましくもあり・・・の選択です。
しかし、今年に限っては外出自粛のため、近くのスーパーで選択肢もなく名前さえも表示のない、名もなきミニトマト苗 を購入しました。
名もなき苗ですが、苗を購入できただけでワクワクします。
目次
栄養
赤い色素に含まれているリコピンには強い抗酸化作用があり、動脈硬化やガン予防の効果が期待されるなど、栄養価の高い野菜です。
栽培環境
科名 ナス科
連作障害 有り(3~4年あける)
土壌酸度 pH6.0~6.5
生育気温 25~28℃
発芽適温 25~30℃
栽培環境 日当たりと風通しの良い場所
栽培のポイント
肥料を控えめに、乾燥気味に管理して、脇芽を摘み取って日当たりや風通しを良くして育てるのがポイントです。
最初の肥料(元肥)は少なめにしてツルボケ(ツルだけが立派に成長して実がならないこと)にならないようにします。
大玉トマトに比べてミニトマトは栽培しやすく、1株に100個くらい収穫できます。
*脇芽取りは、切り口からの菌の侵入を防ぐために晴れた日の午前中にします。
苗植え付け
深さ30㎝ほどあるプランター。
葉と葉の主枝の間が短くがっしりとして、蕾ができている、または花が咲いている苗を選びます。
- プランター上部3㎝ほど下まで野菜培養土を入れて、中央に苗を植え付けます。
数少ない苗の中、購入した苗は良い苗とは程遠くて、下葉が枯れていました。
枯れた下葉を切り取って、根元から数センチ上の主枝が土中に埋まるように苗を斜めに植え付けしました。植え付け2~3日後には、斜めに植えられた苗は立ってきます。
土中に埋めた主枝の部分は、発根して強い苗に育ちます。
* トマト苗は強いので、挿し木で簡単に育ちます。
- プランター底から流れ出るくらいにたっぷり水やりします。
- キラキラを嫌うアブラムシやハダニ除けに、アルミホイルを敷きます。
- 160㎝~180㎝ほどの手が届く高さの支柱を、1本挿して主枝を支柱に紐で縛り固定します。支柱は3本仕立て、あんどん型等、スペースに合った方法を選んでいければ良いですね。
植え付け後の管理
- 枝が伸びてきたら、その都度支柱に縛り固定します。
- 主枝から出る脇芽は、その都度手で取り除いて、主枝のみを伸ばします。(脇芽を摘む作業を 芽かき と言います。)
赤矢印が脇芽。右写真は脇芽を手で取り除いたもの。
- 主枝が支柱先端まで伸びたら、主枝を30㎝ほど根元に引き寄せる作業を繰り返して、主枝先端が支柱先端の高さくらいで管理できるようにします。
根元に引き寄せる長さは、いっきにするのではなく30㎝ほどとし、下葉は取り除きながら作業を繰り返して管理します。
- 水やりは、乾燥して葉が少ししなっとなったくらいで水やりするくらいで大丈夫です。
- 葉裏にアブラムシやハダニ等が付きやすいので、梅雨明け後は葉ごと水やりすると害虫除けに多少の効果があります。
* 支柱1本で倒れそうに成長したら、支柱を増やします。
追肥
最初の実が付いたら、2週間ごとに化成肥料やぼかし肥1つかみ(10g)を根元にパラパラ撒く、または液肥適量を追肥します。
収穫
赤く実ったら順次収穫します。
乾燥気味に育てると味が良くなります。
* 土の乾燥が続いた後の急な雨降りで、赤くなった実の皮が割れることがあります。これは実が急に水分を含むことで起こるものですので、完熟したらはやめに収穫しましょう。
日当たりの良い場所で、適度の追肥と水やりで美味しいトマトを収穫しましょう!
本日はこれにて失礼いたします~。🎎