アスパラガス栽培・・・アスパラガスを太くするには、たっぷりの堆肥(腐葉土)!
庭の隅にアスパラガスの根株を植え付けてから6~7年が経ちます。
アスパラガスは、1度植え付けると収穫年数が6~7年とも10年とも言われるほど、植えっぱなしで長期にわたって収穫できる野菜です。
毎年4月初旬からニョキニョキ伸びてきて、春1番を告げてくれる野菜となっています。
アスパラガスを太くさせるコツは、1年に1度たっぷりの堆肥(腐葉土)を撒くことです。
目次
栄養
スタミナドリンク剤にも利用されているアスパラギン酸を多く含み、疲労回復やスタミナ増強効果があるとされています。また、毛細血管を強くすると言われるルチンのほか、オリゴ糖や食物繊維も豊富で栄養豊富な野菜です。
アスパラガスの種類
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスが知られていますが、この2つは栽培法の違いによるもので品種は同じです。
地中から出た芽を太陽に当てないで育てたものがホワイトアスパラガスで、太陽を当てて育てたものがグリーンアスパラガスです。
栽培環境
科名 キジカクシ科
土壌酸度 pH6.0~7.0
栽培気温 15~25℃
土づくり
苦土石灰もしくは有機質カキガラ石灰や草木灰 1㎡あたり200g
堆肥(腐葉土等) 1㎡あたり20ℓ
米ぬか(スーパーで購入できるいりぬかでも良い。) 1㎡あたり100g
有機質肥料 1㎡あたり200g
* 肥料は野菜全般に利用できる チッソ8、リン8、カリ8、もしくは、チッソ6、リン6、カリ6 と記載された、栄養が均等に含まれているものが便利です。
植え付け
種から育てる、苗を植える、根株を植える、という方法があります。特大の根株を植え付ければ翌年にはある程度の太さの収穫が期待できます。
収穫までの期間が短い 根株の植え付け がおすすめです。
根株は春先にホームセンターで販売されますので、少し高価にはなりますが特大根株を購入すると翌年にはある程度の太さのアスパラガスが収穫できます。
- 深く根が張りますので50㎝くらいの深さを耕して土づくりをします。
- 畝幅30~50㎝、それぞれの根株の芽先を起点に30~40㎝の間隔に植え付けします。根株を広げて(横にして植える、放射状に広げて植える等、スペースに合わせて植える)芽先が地表5㎝くらい下になるように植え付けます。
- たっぷり水やりします。
追肥
2月下旬に、有機質肥料1㎡あたり200gを撒きます。
収穫
芽が25㎝ほどに伸びたら、手で根元をポキッと折って収穫します。手でポッキと折れるところで折る、と柔らかいアスパラガスがいただけます。
収穫時期は4月~5月までで、6月以降に出た芽は収穫しないでそのまま成長させます。
6月以降の芽が成長して太陽をたくさん浴びることで、根が成長して翌年には太い芽が顔を出します。
* 植え付けた年は、太いアスパラガスは期待できないので、収穫しないで成長させて、翌年のためにたっぷりの栄養を株に蓄える年、と考えると良いです。
支柱立て
伸びた葉は1メートル以上になりますので、倒れないように支柱を立てて紐で縛って固定します。
こんな感じにワサワサ。
1年に1度の手入れ
株が枯れた11~12月中に、株を根元から切り落として翌年の備えをします。
- 株根元を切り落とした後の畝に、米ぬか1㎡あたり100g、有機質肥料1㎡あたり200gを撒きます。米ぬかはスーパーで購入できるいりぬかでも良いです。
- 米ぬかや肥料の上から、堆肥(腐葉土等)を1㎡あたり20リットルほど撒きます。1年に1度たっぷりの堆肥(腐葉土)を与えることで、芽をだすアスパラガスが年々太くなり、また追肥は春先1回のみで管理が楽になります。
- 堆肥(腐葉土)の上から、有機質カキガラ石灰または草木灰200gを撒きます。
以上が、太いアスパラガスを作るための1年に1度の大事な土づくりになります。
支柱で支えられた株が枯れてきます。
株根元を切り落とします。
毎年、この手入れを繰り返すことで根株は成長して、どんどんアスパラガスは太くなっていきます。
たっぷりの堆肥(腐葉土)が、アスパラガスを太くするポイントです。
1メートル四方の隙間があれば数株の栽培は可能で、1度植えれば10年くらい収穫できるというアスパラガス、収穫直後の味はみずみずしい甘さ、とでも言ったら良いでしょうか?
収穫の喜びを感じながら味わっています。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎