神奈川県沿岸部でシークワーサーの実が成る & 害虫対策
こんにちは。
昨年4月に購入したシークワーサーの苗、当初は50センチ程度の背丈でした。
地植え植え付け直後から、ナメクジ、ヨトウムシ、アゲハの幼虫などに寄ってたかって食害されて、数枚の葉になってしまい先行き不安な姿でした。
今年春から、どんどん背丈が伸び葉もワサワサ増えて、今では1メートルを超えたくらいに成長しました。
そして、なんと2センチほどの実が8個もなっています。😃
特別、受粉作業の必要もなく自然任せです。
ただ、毎年実を収穫するためには、肥料を施す必要があります。
昨年から、2月末、5月、11月に有機肥料を施しています。
また、沖縄原産の植物ですから、防寒対策は必要です。
と言っても、株元に落ち葉や刈り取った芝をのせているだけですが・・。
柑橘系の木は、トゲがある ことが多いのですが、嬉しいことに、このシークワーサーの木にはトゲというトゲが見られないのです。
これから、出てくるのでしょうか!?
剪定をする際にトゲは危険で、昨年購入したユズの木とレモンの木は トゲ無し苗を選んだのですが、大きいトゲはないものの、小さいトゲはついていました。
成長とともに、トゲが小さくなっていくとは記載されていましたが・・。
シークワーサーの葉を好物とする害虫
ハダニ等小さい虫、ナメクジ、ヨトウムシ、アゲハチョウの幼虫などで、特にアゲハチョウの幼虫は柑橘系全般の葉を好物とします。
アゲハチョウの幼虫対策
アゲハチョウの幼虫に食害され続けると、葉を食べ尽くされるほどの被害になりますので、見つけ次第、割りばしでつまんで処分します。
幼虫の写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
アゲハチョウの幼虫の成長過程の写真ですが、すべての段階で葉を食害して大きくなります。
幼虫初期は、黒い色をしています。
最終段階では、葉色と同じ緑色になります。
アゲハチョウの幼虫は、最初は黒い色をして鳥の糞のように見えて見落としがちで、最終段階は葉と同化した色で見落としがちなので、注意が必要です。
ヨトウムシ対策
ヨトウムシは、昼間は株元地中を住処として夜間に根を伝い地表に現れ茎を伝い移動する習性を持っています。
ですので、地上に出られなくなるように株根元とそのまわりの地表面をふさいだり、上方に移動する手段を遮断するよう茎の一部を囲ってしまう、ことがヨトウムシ対策に有効です。
この際、隙間なく根元茎に密着維持できる、ものを使用することが、ヨトウムシ対策を有効なものにするかどうかの決め手になります。
約1センチを超えるくらいの幅と厚さを持って茎を囲むようにくっつける、ようにとりつけます。
* 粘土は泥状の土なので素材自体が通過可能で効果は見られず、素材が、たとえばゴムのように密着しているものでなければ効果はありません。
茎を囲んでいる黄色のものが、ねりけし です。昨年取り付け時から、隙間ができることなく形を維持しています。
昨年シークワーサーの苗植え付け時から、ヨトウムシによる食害と思われるような食害跡で葉が穴だらけになっていたので、ねりけし を昨年夏の終わりころから茎の一部を囲むように装着しているのですが、今年はきれいな葉がワサワサ生えています。
ですので、根元茎一部を隙間なくふさぐことは、ヨトウムシ対策としては、かなり効果が期待できます。
* この際、根元茎を囲む物の化学物質等の安全性を確認して使用する必要があります。
ナメクジ対策
ナメクジはカフェインが嫌いなので、株元に使用したコーヒーの粉を撒くことで、ナメクジ忌避の効果が期待できます。
ハダニ等、葉に寄生する小さい虫対策
ハダニ等、葉に寄生する小さい虫は、養分を吸い取ってしまったり、病気の感染源になったりしますので、見つけたら葉に時々水をかけるだけで予防できます。
今後の管理
しっかり根付いたようなので、今後は、年に2回程度の肥料と混雑しない程度の剪定作業を考えています。
樹形も自然任せで良いように思いますので、風通しと日当たりを考えて適宜混雑してきたところの枝を切り落とす予定です。
神奈川県沿岸部でもシークワーサーの木、育つのですね~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎