収穫できたのに・・キュウリが苦い原因と対策
こんにちは。
家庭菜園をはじめて最初の年に、当然のことながら大きな期待を持って育てたキュウリ。
訳も分からないまま当時使っていた肥料は、有機肥料と発酵油粕だったように思います。
有機肥料を最初の肥料(元肥)として、追肥は発酵油粕として使用していたと記憶しています。
キュウリだけを畝らしきものを作って栽培したのでした。
はじめての栽培ですから、大きな期待を胸いっぱいに秘めながらも、はじめからそんなにうまくいくわけないでしょ・・と一応現実は見据えていました。
一区画が小さくこまごま植えている今とは違って、広々とした空間で恵まれた環境を与えられたキュウリの苗。
現実をしっかり見据えて、はじめからうまくいくわけないでしょう!・・だったはずが、キュウリが盛りだくさん実ったのでした。
曲がったキュウリやら大きいキュウリやら形もまちまちでしたが、大喜び!
はじめて収穫できたキュウリ
しかし・・そのキュウリたち・・どれも苦いのでした!
喜びが落胆に変わった瞬間でした。😞
お世辞にも美味しいとは言えず、苦みが強いので・・残念ですが破棄してしまいました。
キュウリ の苦み成分とは
キュウリに含まれる苦み成分は、ククルビタシンという有害物質で、通常出回っているキュウリには心配ないのですが、自家栽培などで収穫できたキュウリには、多く含まることも考えられます。
キュウリはもともと苦み成分を含んでいる植物で、さまざまな品種改良を重ねて今の苦みを感じることなく美味しくいただけるキュウリになっているのだそうです。
品種改良された美味しいキュウリですが、栽培中の環境によって苦み成分であるククルビタシンを多く含むキュウリができてしまうようです。
なぜ苦いキュウリになったのか?
苦み成分ククルビタシンがキュウリに多く含まれてしまう栽培中の環境とは・・
・・・水やりの不足 。
・・・他には、温度変化、チッソ過多等の要因。
収穫したキュウリ全てが苦かったのは、水不足 には間違いないでしょう。
水やりは雨まかせでしたから・・。
学習した翌年から、キュウリ苗には毎日水やりを実行したところ、苦みのないキュウリが収穫できているのです。
苦み成分ククルビタシンは食中毒の危険のある有害物質
ジャガイモの芽や日光に当たった緑色になったジャガイモはソラニンと言う毒素が含まれていて食中毒の危険がある、ということは知られていることです。
ウリ科の植物であるキュウリ、ズッキーニ、ユウガオ(カンピョウの原料)メロン、スイカ、カボチャなどには、ククルビタシンという苦み成分が含まれているのですが、通常は健康に害を及ぼすほどの量はなく心配する必要もないのですが、自家栽培したものは注意が必要です。
購入したキュウリが苦い・・ということ、たまにありますよね~。
ウリ科の植物で、強い苦み、渋み、舌がしびれる、など感じたら、ククルビタシンという食中毒を引き起こす有害物質を多く含んでいる可能性があるので、残念ですが、食べない方が無難ですね~。
過剰な心配は必要ないでしょうが・・失敗から知った野菜事情でした~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎