幼虫も成虫も害虫となるコガネムシ・・・その対策
こんにちは。
毎年栽培するサツマイモですが、収穫したサツマイモは必ずコガネムシの幼虫に食べられましたー、の跡がしっかり残っています。
5月くらいから、インゲンの葉やナスの葉やサツマイモの葉など、あちこちの野菜の葉にくっついて、只今食事中!のコガネムシを見かけます。
幼虫の写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
インゲンの葉。 5月
サツマイモの葉。 8月
ナスの葉。 9月
メタリック系緑色したコガネムシは、夏野菜はどれも好き! とでも聞こえるかのように葉にのってムシャムシャ食べてます~。
コガネムシの成虫は葉にのって葉を食害するのでわかりやすいのですが、幼虫は困りものです。
コガネムシの幼虫は、土中に住んでいて植物の根を餌とするので、見えないところで食害をしていることになるのです。
ですので、植物が弱ったり、成長が疎いなど、目に見えないところで大きな影響をもたらします。
我が家の庭でコガネムシの幼虫による食害が顕著な野菜は、何と言ってもサツマイモです。
ワクワクしながら土を掘り起こして、出て来た出て来た紫色のサツマイモ!
と思いきや、美しい紫色がところどころ穴が開いていたり削られたような跡があったりして、掘り上げる前のワクワク感が一気にガックリ感に変わる瞬間です。😥
最初のころは犯人も分からずのままでしたが、回を重ねるごとにサツマイモ畑の土を掘り起こすと決まって出てくる幼虫に気づくのでした。
これがその幼虫(コガネムシの幼虫)。
あの美しい紫色の表皮をまとっているからこそサツマイモなのであって、その紫色がところどころ剥げていては商品価値が格段落ちてしまいます!
商品価値と言っても売っているわけではなく、家族で味わうのですが、しかし、美しい天然の紫色の表皮に包まれているからこそ、その皮もまるごと味わい楽しめるサツマイモなのですよ~。
しかも、収穫できるほぼ全部のサツマイモの表面にかじり跡を付けてくれるのです。😞
コガネムシ対策
コガネムシは1年の寿命と言われ、成虫が土中に産卵します。
5月から10月くらいまで成虫の姿を見ますので、それ以外の期間は土中にいることになります。
成虫は、有機質に富んだ幼虫が育ちやすいところを産卵場所とします。
ですから、有機質豊かで野菜にとって好環境は、コガネムシの幼虫にとっても快適な環境ということになります。
特に、未熟な有機質を土壌にすき込むなどすると、コガネムシには最適な産卵場所となるのです。
対策としては、成虫が飛来してきて産卵するのですから、土壌を被うこと、たとえば、不織布をかける、防虫マルチをする、等が有効な対策となるでしょう。
薬剤使用であれば、コガネムシ専用の薬剤が販売されています。
庭の隙間利用の我が家では、サツマイモ栽培の前作として、タマネギ栽培をしていますので、たっぷりの有機質堆肥、肥料の使用は欠かせません。
ですので、コガネムシの幼虫がサツマイモをかじるのは許容範囲とするしかありません・・。😥
サツマイモ専用の畑であるならば、堆肥の使用はしないで、土壌を掘り、掘り上げた土と同じくらいの野菜培養土を加えてと掘り上げた土を混ぜて作った畝でサツマイモ栽培をすると、コガネムシの幼虫の被害もなくきれいなサツマイモが収穫出来ます。
サツマイモは、もともと貧土壌で育つ植物ですからね~。
そうは言っても、全く肥料の無い場所では、筋っぽい細~いサツマイモしか収穫できませんよ~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎