ネギの葉に白い線が・・?
こんにちは。
つい2週間ほど前に植え付けした干しネギ(九条ネギ)の葉の一部が、ここ2~3日の間に急に白くなってきました。
こんな感じに植え付けてあります。
症状のある葉を見てみると、白い線のような、斑点のような・・・になっています。
こんな感じ。
葉の内側を見てみると、ネギ特有の綿のような物はなくなっていて、白くなっている内部に黒い線のようなものが何本も付いているような感じです。
考えられるのは ネギハモグリバエ、ネギコガ、アザミウマ、のどれかによる被害であることに間違いない、と至りました。
しかし、最終的にアザミウマ、ネギハモグリバエのどちらか判断がつかずに迷いながら、ふと、葉の内部を見ようと葉を切ったところ、そこに犯人はいたのでした。
目次
ネギハモグリバエの特徴
対策
幼虫の写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
矢印が犯人!
体長5ミリに満たない程のネギハモグリバエの幼虫。
結局のところハエの幼虫ですから、この幼虫は、なんと、ウジ虫ということになりますね~。(≧∇≦) 😥
ウジ虫 と聞いただけでゾクゾクものです。 😞
しかし、無農薬野菜栽培とはこういうことですよね~。
虫たちにとっても、良い虫も悪い虫も、薬のない植物、特に有機質で育てられている野菜はとりわけ美味しいに決まっています!
でも、ウジ虫 とは・・・。
ムクムク系のイモムシ類、ニョロニョロ系のヘビ類は・・苦手過ぎます・・。😥
ネギハモグリバエの特徴
白いクネクネ線から、エカキムシ とも呼ばれ、ネギ科のみの、ネギ、タマネギ、ニンニク、ラッキョウに寄生します。
高温期の6月~10月くらいに発生して、体長2ミリ程の成虫が葉の内部に穴を開けて産卵し、羽化した幼虫が(ウジ虫)葉内部を食害してその食害跡が白い線となります。
葉の下部から上部に食害は進み、食害跡は白いクネクネの線状になり、ひどくなると葉が真っ白になり枯れ落ちてしまいます。
羽化した幼虫は、体長5ミリに満たないほどの大きさであり、やがて葉から外に出て成虫になります。
対策
早期に発見することが大切で、症状が見られた葉などは、即取り除き破棄します。
寄生された植物の残渣に卵等残っていることもあるので、発生源とならないように破棄し注意します。
防虫ネットをかけて産卵しないように予防をします。
また、成虫は黄色に集まる習性があるので黄色の粘着トラップを近くに取り付ける、等の対策法もあります。(販売されています。)
ネギハモグリバエは、ネギ栽培において最も悩める害虫で、早期発見して取り除く、ことで被害を広めないことが一番の解決策と思います。
しっかりネギハモグリバエに狙われてしまったネギ地帯、この後監視が必要ですね~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎