ニンニクの葉、ネギの葉 にオレンジ色の斑点・・サビ病! 無農薬で対策は!?
そろそろ3月も終わりですが、ニンニクの葉とネギの葉の一部にオレンジ色の斑点が現れました。
ネギの葉の斑点。
ニンニクの葉や茎の斑点。
これらの症状はネギ属の野菜に見られ、隆起したオレンジ色をした斑点はサビ病という病気です。
サビ病
@ 原因と症状
サビ病とは、ネギやニンニク、タマネギ等のネギ属に見られる菌(カビ)が原因の伝染性の病気で、胞子が飛散してあたりに広がります。
症状が酷くなると株が枯死します。
@ 発生環境
20℃前後の気温の低い春(4月、5月)と秋(9月、10月)に低温と多湿の環境で発生します。また肥料過多も発生原因と考えられます。
サビ病予防と対策
野菜栽培の基本である風通しを良くすることは全ての病気を予防する上で大切なことですね。
初期の症状には薬剤使用も効果がありますが、症状が進んでいる状態になると薬剤の効果が期待できない病気です。
薬剤使用をしないでの対策として、抗菌効果がある草木灰を症状のある葉や茎を重点に畝全体の株に振りかけるように撒くと症状の広がりを抑制する効果が期待できます。
また草木灰はカルシウムやカリウムを含むので追肥としての効果もあり、 カリウムは根の成長を促進する栄養素ですのでニンニクの肥大にも効果が期待できます。
こんな感じに全体に撒きます。
菌の広がりを抑制するためには症状が軽いうちに症状のある葉等を取り除き破棄することが、症状を蔓延する予防策として一番大切なことです。
取り除いた葉等はその場に放置せずにゴミ袋に入れる等、処分しましょう!
すべての病害虫被害に言えることですが、株が弱っていると病気等になりやすい状態を作ってしまいますので、適量の追肥等をして元気な株にすることが予防策ですね。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎