タマネギが分けつするのは?
昨年11月に苗を植え付けて、5月中旬、そろそろタマネギの収穫が近づいてきました。
庭では、只今ラストスパートですわ~! とタマネギ苗の声が聞こえそうなくらいに、球が毎日大きくなっている様子が分かるほどの急成長。
今年は、地植えとプランターにそれぞれタマネギ苗を植え付けしました。
地植えに植え付けた苗は昨年9月に種蒔きして育てた中晩生の品種を2種類、プランターに植え付けた苗は昨年10月にホームセンターで購入した赤玉の早生種苗です。
品種によって多少異なるものの、タマネギ苗の植え付け時期は11月が通常ですが、このプランターの早生種は、通常の植え付けより1か月早い10月中旬に植え付けたものです。
ホームセンターでは、だいたいの苗は植え付け時期には既に売れ切れ状態。
昨年10月、たまたま売れ残りの早生種の苗を発見。しかし、売れ残りの苗はヨレヨレ、ですがちらほら出ている新しい根に興味をそそられ購入。
そのヨレヨレだった苗は、植え付け後の成長すばらしく?冬前には結構立派な株になったのでした。この時点で とう立ち の予感。
大きく成長した苗は、冬の寒さに当たると とう立ち してしまって、球が膨らまなかったり、硬くなったりして球の肥大に支障がでます。
とう立ち の予感的中。今年に入って1本の株から茎が2本、球が膨らんでくると同時に2つに割れて、5月初旬には株の先端に丸い芽(とうが立つ)ができてしまいました。
こんな感じに、10本の苗のうち4本の球が分けつしてしまいました。
タマネギの球の分けつととう立ちは、同じ原因のようです。
地植えに植え付けた苗は、とう立ちや分けつした苗は1本もなくて、何と言ってもプランターの苗と比べると、葉が若々しくきれいです。
タマネギが分けつする原因
- 植え付け時の苗が成長し過ぎている。
良い苗とは植え付け時の苗の根元の太さ6~8mm、長さ20㎝前後。
- 植え付け時期が早い。
品種によって多少異なりますが、植え付け時期は11月。
- 最初の肥料(元肥)が多い。
肥料が多すぎると冬前に成長し過ぎてしまう。
- 株間が広い。
株間10~15㎝がふっくら丸くなる要因。
等が考えられます。
今回の分けつは、植え付け時期が早かったことで苗が大きく成長し過ぎてしまったために発生したのでしょう。
寒い冬を迎えるための苗の大きさと適量の肥料が、タマネギが大きく膨らむ大切なポイントになります。
暖冬の年も球が小ぶりになるようで、植物もまた自然環境に大きく左右されながら生きているということなのですね。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎