タマネギ(玉葱)栽培・・・良い苗とは、種蒔(苗購入の場合は種蒔は省略)、発芽、間引き、苗定植、苗定植1か月後の様子、追肥、収穫、保存
こんにちは。
タマネギ(玉葱)種蒔きの時期到来です。
これまではタマネギの苗を購入して11月に植え付けして5月末頃にはそれなりに大きくなったタマネギが収穫できたのですが、昨年通販で購入した苗が届いてガックリ・・あまりにも成長しすぎていて不適当な苗・・と思いながらとりあえず植え付けしたのです。
植え付けしてから、あっという間に苗が根付かずに枯れてしまったのでした。
苗が根付かず枯れてしまったことと、苗があまりに大きくなっていたこととの関係は分かりませんが、11月の植え付け時の苗の具合がタマネギ収穫を決める、とはよく言われていることです。
ですので、植え付け時の苗の成長具合が適当であれば、タマネギ栽培はほぼ成功! とも言えます。
それほど収穫を左右する苗づくり、昨年の通販での苗購入は失敗してしまったので、今年は自力で種蒔きして苗を作ってみよう・・・と考えたのであります。
自力で適当な苗が作れなかった場合は苗購入をするしかありませんが、苗購入の失敗をしないためには、やはり実際に苗を見て購入できるホームセンター等が良い、と再認識した次第です!
良い苗とは
20センチ前後の長さ、根元が鉛筆より少し細い6~8ミリくらいの太さで根が白く生き生きしているもの、が良い苗と言われています。
そういうことで、タマネギの種蒔きをすることにします。
上記に記載しましたように、 タマネギ栽培は、種蒔からする、苗を購入して苗定植から育てる、方法があります。
種蒔
今年選んだ品種は中晩生種と中生種の2種類です。
早生種に比べ、中生種や晩生種の方が育てやすく肥大しやすいような感じがするのです・・!? 本当のところは、全くそんなことはないのかもしれません・・。
また、2種類選んだのは、同じ病気を避けるためです。
庭には空きスペースがないので、プランターに種蒔き。
プランターサイズ・・・横63センチ×幅24センチ×高さ19センチ
@ 鉢底に2センチ程度の洗濯ネットに入れた鉢底石を入れます。
こんな感じ。
@ プランター上部から3センチ下あたりまで野菜培養土を入れます。
@ 間を7~8センチ開けて2列に、5ミリ程の溝を作って種を撒き5ミリ程覆土します。種が密集すると間引きが大変なので1センチ間隔を目安にするくらいでしょうか。
@ 覆土の上を軽く手で押さえて圧力を与え、種と土を密着させ発芽を容易にさせます。
@ 覆土が薄いので、種が流れないようにやさしくたっぷり水やりをします。
土を厚くかけてしまうと発芽しないので注意が必要です。(私もよくあること・・)
プランター栽培は、乾燥しているようであれば忘れずに水やりをします。
5~6日で発芽しますよ~。
我が家では、野菜培養土を使用すると必ず猫が夜分にやって来て落とし物(かなりの激臭)をしていくので、発芽まではネットは必須なのであります。😥
以上でタマネギの種蒔き作業終了!
野菜培養土を使用したので、種を撒いて水やりしただけの簡単作業でした。
庭の隙間での野菜栽培なので余分な土を確保するのは難しく、プランター使用や土寄せなどには、よく野菜培養土を使用しています。
既に酸度調整されていて適当な肥料も含まれている野菜培養土は、即日の種植えや苗植え付けが可能なありがたい便利な資材です。
発芽
種蒔きから6日後からニョキニョキ芽が出てきました。
無事、発芽です。
間引き
苗が6~7センチに成長したので、1~2センチくらいの間隔に間引きをして、苗が倒れないように軽く土寄せします。
間引き前の様子。
間引き後の様子。
間引きした苗は、今晩の味噌汁の具材にして味わってみます。😋
15センチほどに伸びてきました。
10月末には、20センチほどに伸びています。
根元の太さが5ミリちかくになり、しっかりしてきました。
苗定植日は11月15日、それまでに根元が6~8ミリくらいまでになれば良い苗の出来上がりです。
タマネギ栽培は、定植時の苗で決まる、と言われるほど定植時の苗の成長具合が収穫を左右します。
定植時の苗は、根元の太さが6~8ミリ、根が白くて新鮮、20センチ前後に成長したもの、を目安とします。
苗を購入する場合は、この数字を目安に購入します。
苗定植
苗の太さ6~7ミリに成長していますので、予定通り11月15日に定植します。
プランターに種蒔きして良い具合に成長しました。
太さ6~8ミリ、長さ20センチ前後、根は白く新鮮そのもも・・!
よしよし!!😊
苗の太さとは、矢印の根本の箇所を指します。
定植場所・・・畝横1.2メートル×縦1.8メートル×畝高さ10センチ
マルチをする場合は、最初にマルチを張ります。
マルチをすることで、雑草対策だけでなく雨降り時の泥はねからの病気等感染予防の効果が期待されます。
@ 苗定植2週間前までに、堆肥(臭いが気になる場合は腐葉土の使用が無難。)6リットル、有機肥料4握り、を畝全体に撒いて土と混ぜます。(我が家では発酵剤(ラクトヒロックス)と庭の落ち葉を利用して、堆肥の代用とします。)
@ 苗定植4~5日前に草木灰(苦土石灰等)4握りを畝全体にうすく撒いて、土表面を軽く混ぜてなじませます。
@ 株間10センチほどにして、苗の葉別れしている(分岐点)ところが地表に出るように、苗を植え付けます。
こんな感じ。
@ 植え付け後、苗が倒れないように苗周りの土をしっかり鎮圧します。
@土が湿っている状態であれば水やりは不要で,乾燥していれば水やりをします。
以上で、苗定植作業は終了です。
タマネギ栽培はマルチをする以外の保温、例えばビニールハウス等の保温は必要ありません。
ニンニクと同じく真冬の寒さにも対応できるタフな野菜です。
真冬に注意したいこと・・・霜が降りる頃、霜柱が出来て苗が浮いてしまうことがありますので、その際は足で軽く根元を踏んで苗根が浮かないようにします。
株間を5センチくらいに植え付けると、小さい球のタマネギ(ペコロス)ができますので、株間はお好みで・・。
このあと、1月から3月に追肥をして5月~6月に収穫となります。
タマネギ栽培は、苗定植後は手間要らずですね。
草取りも忘れずに!
自作のタマネギ苗、上手く育ってくれるものか多少の不安を抱きながら・・・そろそろ本格的な冬到来ですね~。
苗定植1か月後の様子
苗がシャキッとしてきて少しの成長を感じます。 よしよし!! 😊
結局、マルチはしていません。(面倒なことはできるだけ省略・・・🙇)
自作タマネギ苗は、根付いている気配・・これは種蒔き・苗育成功!?
追肥
タマネギ栽培の期間は長期間になりますが、その間の追肥は2回です。
追肥時期は、1月下旬から3月下旬までに、1か月の間をあけて2回の追肥をします。
たとえば、2月初旬と3月初旬の2回という感じです。
2回の追肥量を多めにすることが、玉をふっくら丸くするコツです。
畝全体に2握りの化成肥料、もしくは ぼかし肥を撒いて軽く土と混ぜ合わせます。
途中ワラを敷きましたので、ワラの上からパラパラ撒いても良いです。
または、苗と苗の間ごとに化成肥料もしくは、ぼかし肥を撒いて、軽く土と混ぜ合わせます。(追肥量は、1㎡で1握り)
マルチを使用している場合は、1苗ごとに根元に1つまみの追肥をします。
こんな感じ。
黄色くなり地面についている葉は、病気等の原因になりますので手でかき取り除きます。
2回の追肥を終えて、4月はじめには根元の太さが1.5~2センチになり膨らみはじめたように見えます。
収穫
根元が折れたら収穫のサインです。
全体の5~8割の株が倒れたら収穫します。
こんな感じに葉が根元から倒れます。
葉が倒れた後も球は大きくなりますが、葉が黄色くなると味が落ちますので、葉が緑色のうちに収穫しましょう。
大収穫!
天気の良い日が2~3日続く、土が乾いた午前中に掘り上げて、半日太陽に当てて乾燥させます。
土壌が濡れていると、球が水分を含んで、収穫後保存中に腐りやすくなります。
保存
タマネギは、葉ごと保存するとより長期に保存できます。
4~5球を1束にして縛って、風通しの良い日陰に吊るして保存します。
適当な場所がない場合は、物置きにおいて日中は扉を開けて風を通すようにします。
はじめて種から育てて大収穫!
種撒きから球ができ上がっていくまで8か月という時間をかけて、小さな種1粒からこんな大きな球が出来上がるとは・・・なんとも不思議な世界を見てしまったような~。
家庭菜園・・・しばらくは止められそうにありません!
本日はこれにて失礼いたします~。🎎