葉ネギ栽培(プランター)・・・1年中重宝する、育てやすい野菜、まずは葉ネギ
ここ最近の豪雨のせいか、野菜の値が少し上がっているように感じます。
野菜栽培をして思うことは、これだけの時間と手間がかかっているのに野菜の店頭価格は安すぎる~ということ。
しかし、消費者目線では少し価格が上がると困る~と複雑。
先の方が枯れて全体的にしおれている店頭の葉ネギ。
この天候では、さもありなん~と思いながらも購入する気にはなれず。
これからしばらくは野菜価格は不安定~と推測、早速、プランターに葉ネギの種蒔きをすることにしました。
さて、その前に、種蒔時期はどうでしょう?
種袋裏を見ると、ここ神奈川県は中間地と考えて、3~10月くらいまでは種蒔き時期となっていますね~。
さすが、万能ねぎ、種蒔き時期も長期で万能。
だいたいの種袋裏には、栽培するための重要事項(発芽気温や生育気温等)が記載されています。
特に発芽気温に適した時期に撒くことは、発芽できるかどうかを左右する最重要事項です。
また、種袋裏の栽培方法の内容に、種蒔してかるく土をかけます、と記載がありますので、通常の種蒔き後の土の厚さは約1cmのところを、5mmとします。
種蒔き後にかける土の厚さも、発芽できるかどうかを左右します。
種袋裏に何も記載がなければ種蒔後にかける土の厚さは約1cm、うすく土をかける、または、かるく土をかける、と記載されている時は2.5~5mmくらいを目安にします。
シソやミツバ等、土をかけないくらいにしないと発芽しない野菜もあるのです。
発芽は、いわば生命誕生、ですので、なかなか微妙ですね~。
葉ネギ栽培で利用するプランターは、深さ20㎝以上もあれば適当です。
栽培環境
発芽気温 20~25℃
生育気温 15~25℃
収穫まで 2~3か月
栽培場所 半日くらい日が当たる場所なら十分
種蒔き
- プランター底に2cmほどの厚さになるように鉢底石を入れます。
- 土を増しながら栽培しますので、プランター6分目くらいまで土を入れます。
- 支柱等を利用して、表面に深さ5mmほどの2列の溝を作ります。
- 溝に1㎝ほどの間隔で種を撒きます。
- 種に5mmほどの土をかけます。
- 土と種が密着するように土表面を軽く手で押します。水分の含んだ土と種が密着することで発芽することができます。
- プランター底から水が流れ出るくらいたっぷり、ジョーロでやさしく水やりします。
以上、種蒔作業は終了です。
種蒔きから発芽までは7~10日ほどが目安です。
発芽までは土表面が乾燥しないように、水やりする、または、新聞紙をのせて置く等の対策をして乾燥を防ぎます。
新聞紙利用の場合、発芽後は新聞紙を取り除きます。
間引き
発芽後は、触れ合わない程度に間引きます。
10㎝ほどの草丈になったら、芽ネギを収穫できます。3㎝間隔を目安に間引きをして、芽ネギをいただきましょう。
間引き作業と同時に、ネギが葉別れしている箇所が土中に隠れないようにして土を足します。
黄色の矢印のところを生長点と言って、生長点を土中に埋めてしまうと成長できずに枯れてしまいます。
生長点の下1~2㎝まで土を足します。
土を足すことで、土中の白い茎の部分が長くなります。
ネギはタフな野菜ですので、間引きした苗は別の場所に植え付けしても、すぐ根付きますし、もちろん食べれます。
株を大きくする場合は、株間を広くして育てます。
追肥
種蒔の1か月後から2週間おきに、化成肥料 もしくは ぼかし肥を1つかみ(10g)、または1週間おきに液体肥料を適量撒きます。
野菜培養土を利用して土を足す時は、野菜培養土に栄養分が含まれているため追肥は省略して、野菜培養土を足した2週間後からまた追肥を開始します。
収穫
適宜収穫できますが、草丈40㎝ほどになったら本格的な収穫時期です。
株ごと引き抜き収穫もできますし、株元を残すことで再生させながら長く収穫をする、という繰り返し収穫する方法もあります。
繰り返し収穫する方法は、株元5㎝ほどを残してハサミで切り取り収穫し、再度葉が伸びて再び収穫できるというものです。
管理
ネギは乾燥気味な土壌を好みます。
発芽後は、土が乾燥しているようなら、たっぷり水やりして管理します。
ネギは、1年中重宝する野菜。
必要な時に庭でちょっと収穫・・・なんてできたら小さな幸せですね~。
少しでも役立つ情報がありましたら、嬉しい限りです。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎