saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

花が咲かないオクラの蕾・・・肥料過多の場合

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種蒔きから収穫まで2か月が目安のオクラ、5月末日から種蒔きをはじめたので、そろそろオクラの蕾が膨らんできても良さそうな頃。

 

オクラの株はすでに相当立派に育っています。

連日の豪風雨に倒れることもなく、大きな葉を太陽に向けて元気に伸びています。

 

昨年までの株の様子とは異なっていて、今年は茎も太く葉も大きすぎるほどワサワサしています。

 

左は昨年の収穫真っ盛りの写真。 右は今年これから花を咲かせる予定の写真。

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今年のオクラの株は、今の時期のこれまでの株と比べると、草丈も高く葉も大きく生い茂り、何と言っても茎の太さが2倍近くあるように感じます。

 

昨年は、6月はじめに種蒔きをして、花が咲き出したのが7月23日でした。

今年は、5月末日に種蒔きして、7月16日の時点で蕾がある状態。

約1週間後に花が開けば、予定通りの成長ということになりますが。

 

花が咲いたら、約1週間後が収穫の目安。

種蒔から収穫までは2か月が目安。

 

昨年は、6月はじめに種蒔き、7月23日に花が咲き、7月末に収穫、と種蒔きから収穫までぴったり2か月でした。

なんと几帳面なオクラ!

 

 

 

オクラの花が咲かない原因として、肥料不足と肥料過多があります。

肥料不足の場合は、見た目にも株がか細く弱々しいのでわかりやすいです。

 

問題は、肥料過多の場合・・・株が大きく育ち葉も大きくワサワサしていて、一見順調に育っているように見えて、種蒔から2か月が経っても花が咲かないということがあります。

この時は、花が咲かない原因は、肥料が多すぎた(肥料過多)ことによるものです。

 

茎が太く葉もワサワサしているのに、花が咲かない場合の対処法は、肥料が多すぎていることが原因ですので、花が咲くまで追肥をしないで様子を見ます。

 

雨降りごとに土中の肥料は流れ出ますので、花が咲き出してから追肥をはじめます。

 

肥料中の茎や葉の成長の栄養成分は、チッソです。

チッソ(茎や葉の成長に必要な栄養成分)、リン酸(花や実の栄養成分)、カリウム(根の栄養成分)、が野菜づくりの3大栄養成分と言われます。

 

チッソが多すぎると、茎や葉だけがワサワサ生い茂り、肝心の実が成らないという事態になってしまいます。

 

この肥料過多状態を避けるためには、チッソとリン酸とカリウム(肥料袋には チッソ、リン、カリ と記載されていることが多い)が均等に含まれている肥料を選ぶことが、一番簡単な対処法となります。

 

ホームセンターなどで肥料を選ぶ際は、チッソ8、リン8、カリ8 もしくは チッソ6、リン6、カリ6 などと肥料袋に記載されているものが分かりやすいですね。

 

また、チッソ成分が多く含まれている肥料の使用は、病害虫にも侵されやすくなります。

 

栄養不足、栄養過多、どちらも上手く育たないものです。

植物も生き物ですね~。

上手に肥料を使って、沢山収穫したいものです。

 

 

本日はこれにて失礼いたします~。🎎

 

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