saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

今年も9月に登場、オンブバッタのカップル。

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オンブバッタのカップルを見かけるのは、毎年決まって9月。

9月も初旬を過ぎて、今年もオンブバッタの季節がやって参りました!

5月頃からオンブバッタの姿を見るのですが、その頃はまだ単身。

9月になると、めでたくカップルオンブバッタが誕生するのです。

 

オンブバッタは、大きいサイズ( 体長4cmくらい )の雌の背に、小さいサイズ( 体長2センチくらい )の雄が乗っています。

 

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雄が雌の背に乗る目的は交尾のためですが、交尾した後もずっと雌の背に雄が乗ったままのようで、冬間近になってもヨレヨレになったカップルオンブバッタを見かけるので、一度カップルになると生涯を添い遂げるのかも?・・定かではありません。

 

一度雌の背に乗った後も、他の雄に横取りされないようにずっと雌の背に乗ったままの姿勢でいるのだとか。オンブバッタの世界も大変そうです。

 

そういえば、10月頃になると、カップルオンブバッタと単身の雄の姿は見かけるものの、単身の雌の姿を見かけることはありませんね~。

雄の生息数が多いということなのでしょうか?

あちこちで、雌の奪い合いのような場面に遭遇します。

 

カップルのすぐ左わきに、雄のオンブバッタが控えています。

隙を狙っている?( 勝手な想像 )

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雌のオンブバッタの下に2匹の雄のオンブバッタが構えています。

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その雄のオンブバッタを拡大してみました。

この2匹は何を考えているのやら・・すぐ上にいる雌の背に乗る手段を模索中? 

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自動音声でオンブバッタの考えていることが流れたりしたら、畑仕事も楽しさ倍増ですが・・・。

 

姿を見る場所は、サツマイモの葉っぱの上、と決まっています。

サツマイモ畑は、オンブバッタたちの憩いの場でもあり、出会いの場でもあるようです。

 

不思議なことに、雌の背に乗った雄の食事風景を見たことがないのです。

雄を背に載せた雌は、ひたすらサツマイモの葉を食べ続けているにもかかわらず、雄は食事をすることもなく、ただ黙って雌の背でその地位を確保し続けているように見えます。

 

そうだとしたらオンブバッタの雄は、子孫を残すために生命をかけて雌の背に乗る、ということになりますね~。

 

そんな見方をすると、愛おしくもあり、サツマイモの葉っぱくらい食べさせてあげましょ、と寛大な気持ちになったりもします。

 

しかし、今年のオンブバッタの食害は酷い! 

 サツマイモの葉っぱが、穴だらけで透かし状になってしまった。

今までにない食害の酷さ。

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 オンブバッタの食害跡は、丸い穴が特徴です。

 オンブバッタも子孫を残すために全力でサツマイモの葉っぱを食べるのでしょうが、食べ過ぎにはご注意ご注意!

 

葉っぱが光合成をして、美味しいサツマイモができるのですから。

 

収穫が待ち遠しい秋の味・・・サツマイモ!

 オンブバッタの好物が、サツマイモではなく葉っぱで良かった! と思う、夏の終わりの日でした。

 

本日はこれにて失礼いたします~。🎎

 

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