植木鉢に植えたシマトネリコの成長と管理
こんにちは。
4~5年前に目隠し目的で、大きい植木鉢に植えたシマトネリコの木。
夏、涼しげに葉が風に揺れる感じが、とても素敵だな~と思っていた植物でした。
シマトネリコは沖縄原産と言うくらいですので、太陽大好き暑いのが得意で、寒さはマイナス5℃までが限界で苦手という植物ですが、植木鉢の置き場所は、北向き、年中日陰、冬には北風吹き放題という、シマトネリコにとっては最悪の環境と言えると思います。
しかし、その過酷な環境にも負けず成長著しく、20センチほどで購入した苗が、今では2メートルくらいにまで成長しました。
街路樹でもよく見かけるシマトネリコは主枝が1本で立っていますが、株元から数本伸びた枝に葉が茂っているものを購入しました。
その姿、なんとも優雅で素敵です。
とにかく成長は早く、数本の主枝はどんどん伸びていくのですが、成長と同時に枝が長くなって下部にあった葉がだんだん上部に移ってしまい、新たには下葉は出てこない、という成長の仕方をする植物なのだということに気づいてしまいました。
これは、太陽が当たらない日陰の場所のため、間延びした感じになるのかもしれません。
これでは、当初の目的である目隠しにはならないです~。
また、植木鉢で管理した場合は特に、シマトネリコの葉はそれほど密に茂るものでもないので、しっかり目隠ししたい場合は、不向きな植物かもしれません。
そこで、場所は変えられないので、剪定時に工夫をしてみました。
数度の剪定作業で剪定したその個所から複数の芽が出て複数の枝が伸びるという伸び方をするということを知ったので、葉が茂って欲しい箇所にある枝を切り落とす、という剪定をすることにしました。
そうすることで、切り落としたところから複数の芽が出てきて葉が茂ってくれるようになりました。
剪定時期も、それほどこだわらず、茂ってきたと感じたらその都度剪定していますが、春からはどんどん成長するので、葉が茂って欲しい、と思うところを、春に剪定することが多いです。
冬は北風吹き放題の場所ですが、植木鉢の土をむき出しにすることは避けて、年中、落ち葉や刈り取った芝など何かしらのせていて、乾燥防止、と寒さ対策、としています。
真夏、水分が不足すると、葉がしなっとしおれてくるのですが、水やりをするとすぐにシャッキーンと復活してくれます。
鉢植えやプランターの植物は水やりが大変ですが、落ち葉を株元に敷くなどのちょっとした乾燥対策をすることで、元気に成長し、また、水やりの回数が減ってぐっと楽になります。
あれこれして、うまくいくと嬉しいです!
本日はこれにて失礼いたします~。🎎