ナスの剪定・・・強風雨で疲れた株を剪定して秋ナスの準備
ここ1か月の間くらいでしょうか、雨と強風続きで夏野菜たちの葉は茶色に枯れて、梅雨が終わらないうちにヨレヨレになって、夏野菜というからにはこれからが本番であるにもかかわらず、あまりにひどい状態です。
キュウリ苗は、新しく植え付けして早くも小さい実を付け始めました。
ナスの苗はどうしたものか??
強風しかも長雨のせいで、あちこち葉が破れたり枯れたり、何と言っても葉の枚数が少ないです。
1か月ほど、いや2か月近く?太陽が顔を出していませんからね~。
写真では良く分かりませんが、だいぶお疲れモードの株、葉が小さく枚数も少ない状態。
ナスは秋ナスが美味しい、といわれるほど、真夏を過ぎて美味しくなる時期がやって来るはず、と考えると思い切って剪定することにした方が良さそうです。
8月あたりにしっかり剪定をして、美味しい秋ナス収穫の準備をする、というのは良く知られた剪定法です。
秋ナス収穫準備の選定
葉が出ている上の位置のところで、すべての枝を1/2ほどの長さに切り落とします。
痛んだ葉も切り落として、だいぶスッキリしました。
剪定後、化成肥料もしくは、ぼかし肥を1つかみ(10g)、または液体肥料を適量追肥します。
新しい芽が伸びてきて、9月初め頃~10月頃まで再度収穫できるようになります。
株が弱ると病気や害虫に侵されやすくなります。
枝からヘタの部分が白っぽくなっています。
これは、チャノホコリダ二という小さなダニの被害によるものです。
実が被害にあうと、ケロイド状になって硬くて食べられなくなります。
被害を見つけたら、他の部分に影響が出ないうちに切り取って処分します。
まだ梅雨も終わっていない時期にすっかり弱ってしまったナスの株ですが、美味しい秋ナス収穫のため、是非復活して欲しいところ。
ナスは高温多湿な環境で良く育つ、肥料と水分が大好きな植物です。
なんといってもインド原産ですから。
梅雨が明けると一気に乾燥状態になりますので、特にプランターの場合は水やり作業が大変になってきますね~。
また、乾燥状態になるとアブラムシやハダニが新芽や葉の裏に付きやすくなります。
水やりする際は、葉ごと洗い流すように水やりするとアブラムシやハダニ予防対策になります。
アブラムシやハダニが付着すると、養分を吸い取られるだけでなく、病原菌の感染の原因にもなります
見つけたら、強めのシャワーで洗い流してしまいましょう。
美味しい秋ナスを食べるためには、手間がかかりますね~。
ちなみに・・剪定したナスの株のその後は・・というと、剪定10日後にはV字復活!
青々とした葉がみるみる大きくなり、花まで咲き出しています。
周りに雄しべをはべらせて、真ん中に1本雌しべが突き出ているのが分かります。
雌しべが雄しべに隠れてしまうと受粉が上手くいかず実がならないので、花が咲いたら雌しべが雄しべより出ているか見てみると良いですね。
雌しべが隠れてしまうようなら肥料不足のサインですよ~。
剪定から完全復活!
超高速で成長するナスの株には、驚き! の言葉しか見当たりません。
ナス株は水切れすると途端にしおれて収穫に影響を及ぼしますので、暑い真っ盛りの時期は、水切れしないように毎日の水やりを欠かせませんね~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎