ネギ栽培(プランター)・・・ 土づくり、種蒔き、間引き、土寄せと追肥、収穫
こんにちは。
今年夏野菜の1番の注目株のトマト苗が、プランターの中で枯れ果ててしまいました。
支柱も脇芽取りも要らないミニトマト苗・・と言うキャッチフレーズに大きな期待をもって購入し植え付けたのですが、植え付け直後の台風のような強風にさらされ、苗が横倒れになってしまって、まっすぐにしようとしましたが、樹形が崩れてグニャグニャ状態の苗のまま支柱無しには、地面にしなだれてしまっていました。
沢山の実は付けるものの、実の房の重みでますますグニャグニャになって、自力では全く支えられない状態でした。
強風にあおられなければ、自力で支えられるように成長できたのか・・不明・・。
結局、グニャグニャになった苗に、なす術がなく放置してしまい、暑さのため水やりする気力すら萎えてしまい枯れ果ててしまったのでした。
毎年のことですが、真夏の水やりは途中棄権が常で、特に毎日水やりを必要とするプランターはなおさらのことです~。
そんなことで、ミニトマト苗のプランターに九条ネギの種を撒くことにしました。
種蒔きするネギの品種は、分けつしてお得感があるのでいつも九条ネギです。
九条ネギの種の袋裏を見ると、この地域での秋撒きは、8月中旬からと記載されているので気候条件的には今の時期の種蒔きで大丈夫なようです。
仮植えなので、枯れ果てたミニトマト苗を引き抜き、大まかに根などを取り除いて良し、とします。
目次
土づくり
プランターサイズ 横58センチ×幅27センチ×高さ27センチ
野菜培養土の場合はそのままプランターに入れて完了です。
@ 途中、追肥をしますのでプランターの半分くらいの高さに土を入れます。
@ 硬い部分は崩して土を柔らかくして、1ℓの堆肥(腐葉土等)と軽く一握りの化成肥料または有機質肥料を撒いて土を混ぜます。
@ 土表面に軽く1握りの草木灰(苦土石灰でも良い)を全体に撒いて、表面を軽くシャベルで混ぜて土になじませます。
草木灰(苦土石灰)は、酸性になっている土壌をアルカリ性にする効果があり、土表面に撒くことで、野菜が育ちやすい土壌になります。
土壌が酸性のままだと、種を撒いても発芽しないんです。
限られたプランターの土は、数回利用すると、堆肥や肥料等を施しても苗が病気にかかりやすくなったり育ちが悪くなったりします。土の再生をする再生材や発酵材等も販売されていますので、いろいろ試してみるのも良いと思います。
プランターの土づくり後は1~2週間後に種蒔きをするのが理想ですが、すぐに種蒔きする場合は、肥料等と土を良く混ぜて種蒔きします。野菜培養土を使用する場合はすぐに種蒔きできます。
種蒔き
@ 種蒔する前にたっぷり水やりすると種が水分を含みやすくなります。
@ 土表面に深さ1センチ程の溝穴を2本作り1センチ間隔で種を撒きます。ネギは種が小さいので深く種蒔きすると芽が出てこないこともあります。
特に葉物野菜は、種が小さいので覆土量を多くすると発芽しないことしばしばです。
@ 覆土の厚さは、種の大きさの3倍が基本です。土をかけて軽く手で押して圧力をかけます。2週間待っても発芽しない場合は、覆土の厚さを薄くする等工夫して再度種蒔きしてみてください。
発芽させるコツは、種と土を密着させることです。
水分を含んだ土と種が密着していることで発芽するのです。
ですので、土をかけたら軽く手で抑え種と土が密着するようにします。
種が流れないよう注意しながら、再度やさしく軽く水やりして種蒔き作業完了です。
発芽まで、1週間くらいかかりますが、その間土表面が乾燥しないように適宜水やりが必要です。
発芽するまで日陰に置いたり、または新聞紙をかけると温度抑制と乾燥防止とになります。
ネギは、1年中重宝する野菜なので、庭に植えてあるとなにかと便利ですね。
発芽しなかった理由
* このあと連日の猛暑続きで32℃くらいの気温、待てど暮らせど発芽は見られませんでした。9月1日に再度種蒔きして、その1週間後にぞくぞく発芽しました。🙇
ネギの発芽気温は15℃~30℃(15℃~25℃と記載されている種もある。)なので、30℃を超えると発芽はしない、と考えなくてはいけませんね~。
種の袋に記載されている発芽気温というのは発芽できる気温を指していて、その気温の環境下で種蒔きすることが必須です。
生きていける環境になるまでは芽を出さない、これもまた、自然の不思議 ですね~。
間引き
発芽から約2週間後、7~8センチに伸びて苗がある程度根付いてきたので、株間3センチを目安に間引きをして、苗が倒れないように土寄せします。
間引いた苗も食べれますよ~。
間引き後の様子。 いつもだいたいの作業。
土寄せと追肥
種蒔きから1か月後、苗が10~15センチ程度になりました。
このあとの追肥と土寄せは2週間ごとです。追肥には野菜培養土を使用することをおすすめします。
野菜培養土は肥料も含んでいるため、土寄せと追肥を兼ねることになり便利です。
土寄せ時は、ネギ苗の成長点を土中に埋めてしまうと苗が枯れてしまうので、生長点が地表に出るように土寄せします。
矢印が成長点で、葉別れする箇所を挿します。
このあと、2週間ごとの追肥と土寄せを重ねていくことでどんどん成長します。苗を大きくするのであれば、最終的に株間5センチほどを目安にして育てます。
先端に丸いネギの芽(ネギ坊主)ができて放っておくとネギが硬くなってしまうので、ネギ坊主ができる前に収穫します。
ですので、ネギ坊主をみかけたらすぐに収穫して美味しくいただきましょう。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎