水耕栽培・・・暖かい季節に作りやすい青シソスプラウト、準備するものはザルと鍋!
昨年の寒い時期から、家の中で水だけで育つスプラウト(新芽)をいくつか育てています。
最初は、栄養豊富で知られているブロッコリースプラウトからはじまって、レッドキャベツ、ルッコラ、青シソ、グリーンマッペなどなど。
育てやすい、というか、発芽が良いという点と成長が早いという点で、ダントツ1位はブロッコリースプラウト。
寒い時期でも、簡単な保温材(郵送時に使うビニールプチプチやアルミなど)を使用して翌日には発芽・・なんとはやいこと。
4月になると水をかけて数時間後には発芽するほど、生命力あふれる植物、栄養豊富なのも納得です。
ブロッコリースプラウトは、発芽後も1日ごとに超高速で成長するので、家にこもりがちな寒い時期などには、あまりのエネルギッシュな急成長を見ているとこちらが元気をもらえるような、そんな野菜です。
しかも種蒔きから約1週間で収穫のはやわざ!
しかし、暖かい時期(5月中旬あたりから)になると、根が伸びたあたりから(種まきから3日ほどで根が伸びてきます)、1日に数回の水換えが必要になってきて、暑い時期の管理は大変。
根も呼吸していますので、根が伸びると水が濁って臭ってくるのです。
成長の速さから、ブロッコリースプラウトと並んでレッドキャベツもまた育てやすいです。
ブロッコリースプラウトとレッドキャベツは、どちらも暖かい時期より涼しい時期におすすめしたい野菜です。
暖かい時期(5月下旬~)はと言えば、青シソスプラウトがおすすめです。
涼しい時期(4月くらいまで)には、待てど暮らせどいっこうに発芽の気配を見せませんが、5月下旬くらいになるとザルと鍋にセットしただけで3日後には発芽します。
6月初旬、ブロッコリースプラウトとレッドキャベツと並行して、同じ場所で青シソスプラウトを育てたのですが、1日に3回の水替えをしても水の濁りと臭いが気になるブロッコリースプラウトとレッドキャベツに比べて、青シソスプラウトは朝晩2回の水替えで水の濁りも臭いもないのです。
シソは抗菌作用があると言われますが、小さなスプラウトの時からしっかり抗菌作用があるようで、これには驚きです!
寒い時期は成長早いブロッコリースプラウト、暖かい時期は抗菌作用のある青シソスプラウト、と時期によって蒔く種を選ぶとスプラウト栽培も楽しめますね~。
スプラウト栽培は芽が出たばかりの幼苗を食べるので、農薬不使用の専用の種を購入します。
スプラウト専用の種は、通販での購入が確実ですよ。
前置きが長くなってしまいました。
準備する物
- 青シソの種(スプラウト専用の無消毒の種)
- ザル(種がこぼれ落ちない目の細かいザル)
- ザルの底が入る鍋
種蒔き手順
- ザルに種を入れて、種を洗い流すように水を回しかけます。
ザルの底の水平なところに、種が重ならないように手で押して並べます。
種の量は、重ならない程度に敷き詰めると発芽後の幼苗がまっすぐに伸びます。
こんな感じ。
- ザルの底がちょうど届くくらいに、鍋に水を入れます。
種は呼吸をしているので、すっぽり水で隠れてしまうと発芽が阻止されます。
ですので種の底部分が水に浸かるくらいにするのが、発芽させるコツです。
- 種蒔き後は発芽して4~5㎝くらいに伸びるまでは、ザルの上から蓋をして光が直接当たらないようにします。
4~5㎝に伸びたら、蓋を取って光を当てて栄養価を高めます。この間も、暖かい時期は日陰の涼しい場所に置きます。
こんな感じ。
- 6月の今の季節でしたら、朝と晩の1日2回、水を入れ替えます。
寒い季節でしたら、水の入れ替えは1日1回で充分です。
水が腐敗しやすい真夏のスプラウト栽培は難しいですが、容器の周りをアルミで囲うと水の腐敗を抑える効果があります。
コップと茶こしを使って育てた写真ですが、こんな風にアルミで容器ごと囲うと、水の腐敗を抑えることができる、また、根を直接光に当てると痛めてしまうので根を光に当てないという点においても効果があります。
発芽後の成長
種蒔きから3日後の様子。
種蒔きから4日後の様子。
種蒔きから7日後の様子。
種蒔きから10日後、4~5㎝ほどに伸びたので蓋を取って管理します。
種蒔きから11日後の様子。食べ頃。
収穫の目安
双葉が開いて緑色になったころが、栄養たっぷりのスプラウト収穫の目安です。
種まき後7~10日後がだいたいの目安です。
青シソスプラウトは、双葉が開いた頃の収穫時期の長さは5㎝程度でしょうか。
手でつかめる広さの苗の根元をつかんで引き抜くと、根ごときれいに引き抜けます。
根を切り取っていただきます。
簡単な手間で、10日ほどで収穫できるスプラウト、育ててみると家の中でも楽しめますよ~。
真夏はおすすめできませんが・・。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎