saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

オンブバッタ、今年も襲来!?・・・葉を食害するオンブバッタには赤ジソ。

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6月中旬あたりから強風と雨続きで、窓越しに庭の野菜たちを眺める日が続いています。

 

雨の止み間にサツマイモの畝を見てみると、あちこちの葉に穴が・・1cmにも満たない数匹のオンブバッタがサツマイモの葉の上にチョコンと乗っています。

 

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この時期から秋まで、毎年サツマイモの畝にやって来て、サツマイモの葉を食べて過ごしています。

今年も望まぬオンブバッタ来たる!

 

体長1cm未満、背に羽がないようなので、まだ幼虫かも?

オンブバッタは幼虫から成虫になるまで、どちらも葉を食害し、要するに幼虫、成虫どちらも害虫。

蛹の時期はないようです。

三角形の頭部が特徴。

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 オンブバッタの食害跡は、円い穴の形が特徴。

 

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今年は、アフリカやインドでバッタの大襲来が起きて大変な作物被害が起きているというニュースを耳にしました。

 

毎年、庭のサツマイモ畝に襲来するオンブバッタは、野菜を作るという立場からみると、ただ葉を食害する 百害あって一利なし、の虫のように思えます。

 

大量のバッタ襲撃であったとしたら、葉の食害が酷くて、葉で光合成をして花や実を付ける植物にとっては死活問題です。

 

一部の生き物が大量に発生するということは、それを餌としている生き物が少なくなっている、とか、バッタが生息するに最適な環境等、何らかの変化があるのでしょうね~

 

 

 

薬剤を散布すると害虫だけではなく害虫を食べる虫(益虫という)も一緒に被害を受けることになり、薬剤散布を繰り返すことで益虫の数が減り害虫被害が多発する、ということをよく聞きます。

 

小さな庭にある畑の小宇宙でさえも、あちこち食害されながらも野菜が収穫できるのは、害虫と益虫がうまい具合に共存しあっているからで、無農薬野菜を作るうえでは害虫と益虫の共存している環境は一番の条件のように思います。

 

毎年来訪するオンブバッタも、初夏から秋までサツマイモの葉を食害し続けますが、収穫に影響が出るほどの食害を受けたことはないので見て見ぬふりをしています。

 

今年はオンブバッタの好物である赤ジソを植えて、サツマイモの葉の食害被害を少なくしようと昨年計画したにもかかわらず、その計画をすっかり忘れてしまったので、今年も秋までオンブバッタの観察をすることになりそうです。

 

カップルになったオンブバッタは雌の上に雄がのっているというスタイルで、カップル後も雌は食欲旺盛ですが、雄の食事風景を見たことがないのです。

 

最初は単体で葉を食害していますが、9月頃になるとカップルが多くみられるようになります。

 

ヨレヨレと歩くのもままならならない疲れ切った終活期らしいカップルオンブバッタを秋口によく見かけます。

 

めでたくカップルになると雄は食事を一切しないで、ただひたすら雌の上に乗って子孫を残すためだけにその生涯を終えるように見えるのですが、本当のところはどうなのでしょう!?

そうだとしたら、グルメに終わりを告げ、ただ雌の背に乗って子孫を残すためだけの生活は、めでたくカップルになっても雄にとっては厳しい道のりですね~。

 

と、勝手に想像しながらのオンブバッタの観察、これもまた楽しいです。

 

 

 本日はこれにて失礼いたします~。🎎

 

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