野菜価格高騰、そんな時は・・・虫除け効果のあるシュンギクと一緒に、 コカブ栽培! (プランター 夏撒き)
長期の悪天候で野菜の高値が続きそうな気配なので、昨日に引き続いて、慌てて種蒔き。
通常、葉物野菜は、虫がいなくなってからの秋の終わりくらいから種まきをするのですが、野菜の価格が随分上がっていて、しばらく続きそうなので昨日から種蒔き開始。
暖かい時期の葉物野菜は、虫たちの餌食になってしまうのが常で、防虫ネット等をして防虫対策をしっかりしないと、せっせと育てたのにすべては虫に食べられて・・・残念、となってしまいます。
特に、アブラナ科の野菜全般は虫が付きやすいです。
アブラナ科であるコカブも虫が付きやすいので、虫を避ける効果があるシュンギク(キク科)と一緒に種蒔きすることにしました。
シュンギクは繰り返し収穫できるので、野菜が高騰している時期などは特に、長期に渡って収穫可能なありがた~い野菜です。
コカブの収穫は終わっても、シュンギクの収穫が続くという1つのプランターで2度美味しい、ということになりますね。
しかし、1つ、問題が・・。
種袋裏を見ると、コカブ、シュンギク、どちらも3月~11月までは種蒔き時期となっていますが。
酷暑期は発芽、生育不良防止のため、種蒔は控えてください、 と記載されています。
ここです。
種袋裏に記載されていることは、栽培するにあたって大事な事項が書かれています。
たとえば、発芽適温や生育適温等、見逃してはもったいない!
しかし、今回は・・・一応、時期としては酷暑期真っ只中、実のところは避けたい時期ですが、連日の雨で酷暑には程遠く、しかも野菜高騰という余裕のない現実・・・種袋裏の記載事項に反して 苦渋の決断、種蒔実行!
コカブ、シュンギクはともに、生育適温が15~20℃と涼しい環境を好むので、酷暑であれば、7月と8月の種蒔きは避けた方が無難です。
プランターは深さ20㎝以上の物を用意します。
コカブ栽培環境
科名 アブラナ科
発芽適温 20~25℃
生育適温 15~20℃
収穫までの期間 1.5~2か月 その間収穫まで間引き菜が楽しめる。
シュンギク栽培環境
科名 キク科
発芽適温 15~20℃
生育適温 15~20℃
収穫までの期間 1か月
コカブ種蒔き
- 10~15㎝の間隔をあけて、支柱等で深さ1㎝の溝と深さ5㎜の溝を2列作ります。
- まずは深さ1㎝の溝1列に、コカブの種を1cm間隔で撒きます。
- 土をかけ、種と土が密着するように軽く手で抑えます。
シュンギク種蒔き
- 深さ5㎜の溝に1㎝間隔で種蒔きします。
- 厚さ2.5~5㎜ほどの土をかけて、土と種が密着するように手のひらで土表面を軽く押します。
シュンギクは光を感じて発芽する種子(好光性種子)ですので、覆土量が多いと発芽しないので要注意です。
コマツナとシュンギクの種蒔き後、プランター底から流れ出るくらいたっぷり優しく水やりします。
水やり後、新聞紙を敷いておくと、乾燥を防止できて3~4日後には発芽が見られます。
こんな感じ。飛ばないように洗濯ばさみで留めました。
発芽後は新聞紙を外します。
虫除け効果のあるシュンギクですが、薬剤のようにまったく虫を寄せ付けない、というわけではないので、発芽後に防虫ネットをかけます。
プランター両端と中央の3か所に、U字型に曲げた針金を土に挿して防虫ネットの支えとしました。
発芽後の管理
コカブ、シュンギクともに本葉1~2枚のなったら3㎝間隔、本葉3~4枚で6㎝間隔、本葉4~5枚になったら10㎝間隔に間引きをし、間引きの際は根元に土を寄せて株がぐらつかないようにします。
種蒔き1か月後から2週間おきに、化成肥料、もしくは ぼかし肥 を1つかみ(10g)をパラパラ撒く、または1週間おきに液体肥料を適量撒きます。
土が乾燥しているようならたっぷり水やりをして管理します。
間引いた苗は、食べれますよ~。
収穫
コカブは地際に膨らんだ球が、直径5㎝ほどになったら収穫時期です。
シュンギクは脇芽が10㎝ほどになったら収穫し、草丈30㎝ほどになったら根元から下葉3~4枚ほど残して主枝を切り取って収穫すると、再び脇芽が出て来ます。
コカブとシュンギクの種蒔きをしたからには、今年の夏は酷暑にならないことを願うばかり。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎