ミニカリフラワー栽培(プランター)・・・手のひらサイズのミニサイズ。
真夏の暑い8月に種蒔きできる野菜、カリフラワー。
プランターで育てやすいミニカリフラワーの種を撒くことにします。
ブロッコリーとカリフラワーを一緒に収穫できたら食卓の色どりも映えますね~。
あまりに可愛らしい写真に、つい種を購入してしまったほど写真映えするミニカリフラワー。
手のひらサイズで重さ350gほど、1度に使い切るにはちょうど良いサイズ。
春まきと秋撒きができて、種袋裏には秋撒きは7~8月と記載があり、8月も半ば過ぎの今、ぎりぎりセーフと言ったところでしょうか。
種蒔き時期が少しずれるだけで成長が大きく異なる、こともあります。
種を撒く際は、種袋裏に記載の種蒔き時期を確認すると間違いないですね。
種袋裏を見ただけで種蒔き時期や発芽適温等、栽培する上での情報が凝縮されていて便利ですね~。
栽培環境等
科名 アブラナ科
発芽適温 20~25℃ (種袋裏の記載による)
生育適温 15~25℃ (種袋裏の記載による)
発芽までの日数 4~6日
収穫までの日数 約3か月
種蒔き
- ポット底から土が流れ出るのを防止するためと害虫侵入防止のため、ポット底に鉢底ネットを適当な大きさに切って敷きます。
- ポットに野菜培養土を7分目くらい入れます。
- 中央にペットボトルのキャップ等をのせて押し、深さ1㎝の穴を作ります。キャップ等を使用することで穴が均一の深さになり発芽が揃います。
- 穴に3粒の種を均等の間隔に撒きます。
- 土をかけて種と土が密着するように手で土表面を軽く押します。 水分の含んだ土と種が密着して発芽します。
- ポット底から流れ出るくらいたっぷりやさしく水やりします。
- アブラナ科のカリフラワーはアブラムシ等の害虫が付きやすい野菜ですので、種まき後はネットを被せます。 キッチン用のストッキングタイプのネットが目が細かくてゴム状の入り口になっているので、害虫除けに使用するには丁度良い感じです。
こんな感じ。
発芽までは土が乾燥しないように水やりをします。
種蒔きから発芽までは4~6日が目安。
発芽までは日陰に置いて管理します。
間引き
本葉2枚目がでてきたくらいで、2本を引き抜いて(間引き)元気そうな1本を残します。
苗が大きくなってきたら、割りばし等を支柱代わりに挿してネットを被せると良い感じになりますよ~。
こんな感じ。
植え付け
深さ30㎝ほどのプランターが適当です。
本葉4~5枚になったら20㎝~25㎝の間隔で、ポットからやさしく取り出してプランターに植え付けします。
プランターには支柱等を利用して、防虫ネットをトンネル状にかけます。
追肥
本葉8枚ほどの時 と 主枝先端に花蕾(いわゆるカリフラワー)ができはじめの頃に、化成肥料もしくはぼかし肥1つかみ(10g)をパラパラ撒きます。
収穫
植え付け後、約70日後が収穫の目安。
花蕾(いわゆるカリフラワー)の部分が、8~12㎝になったら収穫。
太陽に当たると白いカリフラワーが変色しますので、収穫時期を逃さずきれいなカリフラワーを収穫したいものですね。
ブロッコリーと違って、カリフラワーは主枝先端にできる花蕾(カリフラワー)を収穫後、主枝からは脇芽(側花蕾)は収穫できないので、花蕾(カリフラワー)を収穫後は栽培終了となります。
ブロッコリーは花蕾を収穫後も脇芽が伸びて、その脇芽に小さな花蕾が付くので長く収穫が楽しめてお得ですね~。
ブロッコリーもカリフラワーもどちらも、しっかり害虫対策をしないと、生育初期から虫食いにあって虫食いだらけの株になってしまいますので、防虫ネットは必須です。
暑い夏も終わり、冬間近の頃の収穫になりますね~。
冬の時期の野菜収穫は、寒い季節を楽しみな季節に変えてくれる感じがします。
いつの季節も野菜栽培は楽しい! ということですね。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎
夏野菜を食害する、 害虫・・・オンブバッタ(前脚をお箸代わりにして葉を食べる)・フタトガリコヤガ幼虫・ハモグリバエ幼虫・テントウムシダマシ
8月も中頃を過ぎて、夏野菜もそろそろ虫たちの被害が酷くなる頃。
庭の野菜たちも、猛暑と虫たちの猛攻撃によって相当お疲れモード。
日中35℃を超えるこの暑さの中でも、虫たちは活動するのですね~。
この猛暑の中でも動き回れる虫たちの体力を分けていただきたい・・・!
この後、虫の写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
庭で育てている夏野菜の主な害虫たち
オンブバッタ
5月くらいから単体で姿を見せ、9月頃になるとカップルが多くみられるようになり、秋まで食害をし続けます。
サツマイモの葉っぱは、例年通りオンブバッタ襲撃によって穴だらけ、オンブバッタの数が多いようで今年はいつもより食害が酷い。
しかし、葉っぱがなくなるほどではないので、オンブバッタは見て見ぬふりの野放し。
地中のサツマイモが肥大するためには葉っぱの光合成が大きく影響するので、あまり被害が酷いようであれば、オンブバッタ野放しはまずいです、捕獲する必要がありますね~。
毎年、オンブバッタの被害はサツマイモの葉っぱのみで収まっていたのですが、今年はサツマイモの隣の畝にあるオクラの葉っぱも襲撃されています。
オクラの葉を食害中のオンブバッタ。
オンブバッタの食害跡は、このように丸い穴状。
9月頃、姿を見せるカップルオンブバッタ。相変わらず、ひたすら 食べる、食べる。
食べる姿は可愛らしくもあり・・。
もしもし、そんなにモリモリ食べられると困るんですけど~!
右写真は、器用に前脚で葉を丸めて食べる姿。
フタトガリコヤガの幼虫
昆虫図鑑によると、年に2回、5~6月と8月に姿を現して、名前のごとく蛾の幼虫で成虫の大きさは4㎝ほど。
幼虫は、中央に黄色の線があり体全体にまだらに毛が生えています。
見かけたのは体長5~6㎝ほどのフタトガリコヤガの幼虫。
オクラの葉を食害中。
単体での行動ですが、大食漢。 右写真は食害されて残っている葉脈。
その食欲、侮ることなかれ。
すぐに捕獲して処分したい虫。
ハモグリバエ(エカキムシとも言う)の幼虫
成虫である体長2mmほどのハモグリバエが葉に卵を産み付けて、孵化した幼虫が葉の中をもぐって食害します。
幼虫が食害した後が、白いクネクネ線のようになるのでエカキムシとも言われています。
左写真は食害されたインゲンの葉。 右写真は食害されたトマトの葉。
食害が酷いと葉が茶色くなって枯れ果ててしまいます。
初期の段階であれば、幼虫がいる白い線の先端の部分を葉ごと挟んで潰す、という対策もアリかもしれませんが・・。
写真のインゲンからもわかるように、プチプチ手で潰して対処できるほどの被害の大きさではないようにも思えます。
他の対策としては、ハモグリバエを付着させる、という黄色い粘着シートも販売されています。
これは、アブラムシやハダニやハモグリバエといった小さい虫が黄色い蛍光色に集まるという習性を利用したもので、集まったこれらの虫を粘着シートにくっつけて捕獲する、といったものです。
こんな感じに、虫がくっ付いて捕獲できる資材。
いつの間にかたくさんのクネクネ線だらけで、葉っぱが白くなってしまうほどのハモグリバエの幼虫による被害は、最も対処困難な被害の1つ。
テントウムシダマシ
見た目は、まるきりテントウムシ。
正統派テントウムシとの違いは、甲羅に光沢がなくくすんでいて、たくさんの点があります。
左写真はテントウムシ。 右写真はテントウムシダマシ。
毎年被害が大きいのは、ナスの葉。
正統派テントウムシは、アブラムシを食べてくれる植物にとってはありがたい虫ですが、テントウムシダマシは植物の葉をこそぎ落とすように格子状に食害し、酷い時は茶色く枯れてしまいます。
こんな感じに、葉っぱが透かし状になるのが特徴。
ガムテープなどにくっつけて捕獲する等の地味な対策をします。
この他に忘れてはならない、野菜を育てると必ず登場するアブラムシやハダニ・・。
ある程度の虫は見て見ぬふり、ですが、今年はアブラムシやハダニ避けにシルバーマルチを使い、最近は、ハモグリバエにも効果のあるという黄色い粘着シートも購入。
家庭菜園者が使用できそうな、害虫除けにいろいろなものが販売されています。
害虫対策が上手くできれば、小さな家庭菜園もずっとずっと楽しくなるでしょうね~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎
クネクネ線のハモグリバエ対策に、黄色い粘着シートを使ってみたら・・・ウリハムシも寄って来た!
猛暑の中、虫たちの活動は衰えることを知らず、プランターで育てているわずかばかりの野菜を猛攻撃中。
虫たちの猛攻撃に負けそうな野菜は、発芽したばかりのツルなしインゲン、ナス、ミニトマト。
いずれの株も、ハモグリバエに食害され白いクネクネ線を通り越して、葉全体が白くなっていたり枯れていたり、と、その被害は酷すぎる、の一言。
これでは、これから成長できるかどうか・・・できないでしょう~。
薬剤使用以外でなにか手立てを考えなければ、栽培終了になってしまうほどの被害。
ミニトマトの株。
ナスの株。 ナスの葉には、茶色の格子状になっているテントウムシダマシによる被害も・・。
発芽したてのツルなしインゲンの株。
どれもこれもひどすぎる・・・トホホ・・。
害虫被害?~と思ったら、とりあえず、木酢液を薄めてシュッシュッと吹きかけるのですが、病気等ではないクネクネ線のハモグリバエには効果がない??? ですね~。
害虫と言えども、捕獲ではなく、忌避だけできる手段があれば良いのですが・・・。
しかし、この場合、手段を選んでいられるほどの余裕はありません。
そこで、以前から気になっていた、アブラムシやハダニやハモグリバエに効果があるとされる 黄色い粘着シート を採用することにしてみました。
これらの虫たちは、黄色い蛍光色に集まる習性があるらしいのです。
その黄色い粘着シートは、水に濡れても粘着力が1か月間持続し、安全安心、強力な粘着力で虫をくっつけ逃がさない、という表記。
数社で販売されていて、ホームセンターや通販で購入可能。
黄色シートは、忌避材ではなく捕獲材ということになりますね~。
早速、粘着シートなるものを購入してぶら下げてみました。
その効果には、少し虫が付くくらい? というのが正直な思い。
それでも、今の野菜たちの状態を見ると、藁をもすがりたい気持ち。
取り付け半日後、黄色いシートの状態を知りたくて、朝一番に様子見です。
昨日夕方取り付けたばかり、それでも虫らしきものがポツポツとくっ付いていました。
空中には、小さな虫たちがたくさん浮遊しているのだ~とひとしきり感心。
この後、虫の写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
黄色シート装着翌日の様子。(取り付けから半日後)
ナスの株に取り付けたシート。 青〇と赤〇は肉眼では判別が難しいほどの小ささ。
青〇を拡大するとハエ? 紫〇はウリハムシ? 赤〇を拡大するとハエ?
こちらは発芽したてのツルなしインゲン。 取り付けがしっかりしていなかったようで、シートが落ちていたのですが、数か所に小さいものがくっ付いています。
青〇を拡大すると右写真になります。 肉眼では判別が難しいほど小さいハエ?のような・・。
こちらはミニトマトの株。 痛んだ下葉はきれいに剪定。
青〇を拡大したのが右写真。
ウリハムシ?の下に肉眼では判別が難しいほど小さな2匹の虫・・ハエ? のような。
肉眼では、点にしか見えないほど判別が難しい小さな虫たちは、どれも羽があってハエを思わせる形をしています。
もしかして、これも ハモグリバエ ? だとしたら効果は期待できる!?
株が復活できれば、黄色シートのおかげということになりますね~。
ナスとミニトマトの株の両方に取り付けた黄色シートには、ウリハムシが付着しています。
黄色シート装着2日後の様子
ミニトマト株の支柱に取り付けた黄色シートにウリハムシ3匹付着、他判別が難しい小さいものが前日より多数付着しています。
ナス株の支柱に取り付けた黄色シートに、体長2~3㎜ほどのハエ?(肉眼で判別できる)のような形をした虫が付着。 大きさから、ハモグリバエ?
どれだけの数のハモグリバエがこれだけの被害をもたらすのか全く想像できませんが、2日間の取り付けで結構な数の小さい虫が黄色シートに付着しているので、痛めつけられた株復活に期待が大きくなります。
今年からアブラムシやハダニ除けにシルバーマルチを採用しましたが、ハモグリバエ対策に黄色シートにもその効果を期待したいところ。
肉眼ではわからないほどの小さい虫、肉眼で分かるほどの2~3㎜の虫、そのどちらも羽が生えていてハエに似た形をしていますが、残念ながら正体は不明。
ですが、小さい虫たちが黄色シートに集まる習性はあるようです。
ついでに、ウリハムシ対策にもなると知ったのは大きな収穫。
薬剤使用をしないで野菜を育てるには、虫たちの特性を利用した害虫対策資材を使用することで、害虫被害を軽減できるのですね~。
このような害虫対策資材にも助けられて、なんとか小さな庭で野菜を育て続けられています。
個人的には、捕獲材ではなく忌避材の手段が好ましいですが・・。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎
スティックタイプのカリフラワー栽培(プランター)・・・害虫除けは防虫ネットや不織布で!
野菜の高騰が続いているのと、外出が不自由な今年は、空いているプランターをフル活動させて種蒔きをしています。
夏は害虫被害が多い時期なので、葉物野菜等やアブラナ科の野菜は夏野菜以外は栽培をしないのが常なのですが・・。
8月に種蒔きできる野菜は・・・と種袋裏を見ると・・・茎ブロッコリーがありました。
茎ブロッコリーがあるなら茎カリフラワーもあるに違いない・・調べること数分・・ありました、その名は カリフローレ !
苗を見つけるのは難しそうなので、早速、種を購入。
秋撒きは、7~8月となっていますね~。 なんと良いタイミング!
緑色の茎ブロッコリーと白い色のカリフローレ、緑と白で色どりがきれいなので一緒に育てたい!
いつもでしたら、茎ブロッコリーも虫の姿が見えなくなった10月頃に種蒔きをして、ビニールで保温をして育てるといった具合です。
目次
栽培のポイント
夏に育てる野菜、特に害虫が集まりやすいアブラナ科であるカリフローレは防虫対策は必須、薬剤使用しない場合は防虫ネットをかけて害虫被害を予防します。
栽培環境等
科名 アブラナ科
発芽適温 15~30℃
生育適温 15~20℃
収穫までの日数 約3か月
種蒔き
- 害虫侵入除けと土流れ防止を兼ねて、ポリポットの底に適当な大きさに切った鉢底ネットを敷きます。
こんな感じ。
- ポリポットに野菜培養土を7分目くらい位に入れます。
- 中央にペットボトルの蓋等をのせ押して深さ1㎝の穴を作ります。 ペットボトルの蓋等を使って穴の深さを均等にすることで発芽が揃います。
- 穴に3粒の種を、均等な間隔に撒きます。
- 土をかけて、土と種が密着するように土表面を手で抑えます。 水分の含んだ土と種がくっついていることで発芽が促進されます。
- ポット底から流れ出るくらいにたっぷりやさしく水やりします。
- 最後に、キッチン用水切りネット(目の細かいストッキングタイプが良い感じ)を被せて害虫対策とします。
キッチン用水切りネット(ストッキングタイプ)は目が細かくて入口がゴムタイプになっているのでポットに被せるにはちょうど良く、害虫侵入を防止するには良い感じ。
発芽後、苗が成長したら、ポット内に割りばし等を3本ほど挿してネットが張るようにして、苗の大きさに合わせることもできます。
こんな感じ。
種蒔き作業は終了。
発芽するまでは日陰に置いて、土表面が乾燥しないようにネットの上からやさしく水やりします。
間引き
本葉が2~3枚になったら2本を抜き取り(間引き)、元気そうな苗1本を残します。
植え付け
株は大きくなりますので、深さ30㎝ほどのプランターを用意します。
本葉が3~4枚になったら、ポットから崩さないようにそっくり取り出して植え付けして、たっぷりと水やりします。
株と株の間(株間)は30㎝以上を目安にします。
植え付け後すぐに、支柱をトンネル状にして防虫ネットをかけます。
苗定植後は、土が乾燥しているようなら、ネットの上からたっぷりと水やりをして管理します。
追肥
植え付け2週間後から2週間おきに化成肥料、もしくは、ぼかし肥を1つかみ(10g)をパラパラ撒く、または、液体肥料を規定量に薄めて1週間おきに追肥します。
追肥後は、株をしっかり支えるためと肥料が吸収されやすくするために株元に土を少量寄せます(土寄せ)。
収穫
種蒔きから約3か月後くらいが収穫の目安。
主枝から脇枝が伸びて、その先に白い花蕾がつきます。
脇枝から先端の花蕾までが15~20㎝になったら収穫適期、脇枝の付け根からハサミで切り取って収穫します。
虫がいなくなったころ(10月終わり頃でしょうか?)には、防虫ネットを外します。
収穫期、霜が降りるようであれば、トンネル状のビニールを被せますよ~。
収穫できる頃は、11月からですね~。
連日日中の気温が35℃くらいの今からは、11月というと随分先のように感じます。
そのころは虫もいなくなって野菜を育てるには良い季節ですね~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎
花は咲くけど実が成らないモロッコインゲン・・・気温高過ぎ?
梅雨時期の強風雨によって、夏1番に大好物なモロッコインゲンの株がヨレヨレになってきたので、梅雨明けに痛んだ葉を取り除いて株を整理しました。
追肥後、花が咲き始めたので、これはいけるかも!? と大きな期待を胸にひたすら収穫待ち。
しか~し、待てど暮らせど、花はポチポチ咲くにもかかわらず、一向に実が大きくなりません。
酷暑の中、汗だくで毎日の水やりも定期的な追肥もしているのに・・。
追肥、水やりをして、花も咲くのに実がならない・・・のは、連日の最高気温33~35℃という環境が原因と考えるのが適当でしょう。
モロッコインゲンの生育適温は15~25℃、と涼しい環境を好む野菜です。
モロッコインゲン多収穫を狙うには、収穫時期の気温を計算に入れて種蒔きする時期を考えなければならないということを改めて痛感している次第です。
花が咲いて小さいサヤは出来るのですが・・猛烈な暑さの中では、小さいサヤは大きくなれないのですね~。
30℃越えで元気いっぱい、どんどん収穫できるタフなオクラとはずいぶん違って、モロッコインゲンは猛暑は苦手なのです。
収穫期間2か月と言われるツル有モロッコインゲンですが、収穫が始まって1か月も経たないうちに、梅雨に入り連日の強風雨ですっかりモロッコインゲンの株はヨレヨレ状態、梅雨が終わり痛んだ葉を取り除いて追肥をしてⅤ字回復を狙っていたのですが、復活ならず、 残念!
お天気任せな野菜の成長、悩ましいところです。
たっぷりの収穫を期待していたので、かなり落胆の色を隠せませんが、気を取り直して次に植え付ける野菜をあれこれ考えるとしましょう。
これからは台風シーズンということを考えると、ツル有ものは避けなければ・・。
本日はこれにて失礼いたします~。
ツルなしインゲン栽培(プランター)・・・台風の時期の8月、ツルなし を種蒔き。
野菜高騰の今夏、8月に種蒔き出来て短期間で収穫できる野菜は・・・はやどりコマツナ(種まきから25日で収穫)、ミニチンゲンサイ(種まきから25日で収穫)、シュンギク(繰り返し収穫可能)、二十日ダイコン、コカブなどですね。
葉物野菜は比較的収穫までの日数が短いのですが、夏は害虫被害が多く、防虫ネットをかける等の対策は必須。
夏の時期は、どの野菜も害虫被害は避けられないのですが、特に葉物野菜は原形不明なくらいに食害されるので、できれば夏の時期の葉物野菜栽培は避けたいところですが・・。
葉物以外の野菜で8月に種蒔きできるのは・・・ツルなしインゲンの種袋を見ると、8月は種蒔き期となっています。
インゲンが8月に種蒔きできるとは知らなかった!
そうと知ったら、早速、8月に種蒔き実行。
興味のおもむくままに行動する、ことはとても楽しいですね~。
低温が好きなインゲンが8月に種蒔適期とは、いささか大丈夫? と疑問を呈しながらも、興味が止まらない。
通常5月に種蒔きして7月、8月と収穫しますが、8月に種蒔きして9月終わり頃から収穫できれば、1年に2度、収穫を楽しめるということになりますね~。
しかも、種袋には 超多収 と記載されているではありませんか!?
期待感倍増!!
* 種蒔できない品種と地域もあるので、種袋裏の種蒔き時期の確認が必要です。
8月は台風の季節でもあるので、8月初旬の今、種蒔きをするのであれば、台風の影響をまともに受けてしまうツル有インゲンよりはツルなしインゲンの方が良さそうです。
台風時に移動して避難できることを考えて、プランターでツルなしインゲンを育てることにしました。
目次
栽培環境等
科名 マメ科
発芽適温 25℃ (種袋裏の記載による)
生育適温 20℃前後 (種袋裏の記載による)
発芽までの日数 5~8日が目安 (種袋裏の記載による)
収穫までに日数 2か月
栽培のポイント
肥料と水分が不足するとサヤが育たないので、特に花が咲き出したら定期的な追肥と土が乾燥しているようならたっぷり水やりして管理します。
種蒔き
深さ30㎝以上のプランターが適当です。
直接種蒔きしても発芽が容易な暖かい時期は、直接プランターに種蒔きした方が移し替えの面倒もなく簡単です。
- 2㎝の厚さの鉢底石をプランター底に敷きます。
- 水やり時に水がプランター上から流れ出ないようにするために、プランター上部の3㎝下くらいまで野菜培養土を入れます。
- 20~30㎝間隔(プランターが大きければ30㎝間隔)に、1箇所に3粒の種を深さ1㎝に撒き土をかけます。
- 土と種が密着するように土表面を手のひらで抑えます。
- プランター底から流れ出るくらいにたっぷり水やりします。
以上で種蒔き作業は終了です。
インゲンは、種まき後は鳥による食害に注意、と言われるので不織布等をかけて予防します。
間引きと支柱たて
本葉が開いたら、鳥除けの不織布等を外して1箇所に2本を残して残りの1本を引き抜きます(間引き)。
1箇所に2本を残すことで、お互いに支えあって上に伸び、また収穫量も増えます。
草丈が50㎝ほどに伸びますので、株が倒れそうに伸びたら株のわきに支柱を立てて、紐で株を支柱に結んで(誘引)、倒れないように補強します。
追肥
種蒔き1か月後から、2週間おきに化成肥料、もしくは、ぼかし肥を1つかみ(10g)を全体にパラパラ撒く、または液体肥料を1週間おきに規定量に薄めて撒きます。
収穫
開花から10日ほど、サヤの大きさ12~13㎝が、柔らかくて美味しい収穫適期です。
サヤが15㎝くらいまでに収穫します。
ツルなしインゲンは収穫時期が約1か月と言われています。
台風に負けず、美味しい旬の味をいただきたいですね~。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎
ミニニンジン栽培(プランター)・・・8月に種蒔きできる野菜、夏は日陰で良く育つ!
しばらくは野菜の高値が続きそうなので、持っているプランターを総動員させて種撒きをしています。
真夏の7月、8月、夏真っ盛りの時期は種蒔適期である野菜が少ない中、ニンジンは8月が種蒔き適期ですね~。
今回は地植えする場所もなく小さめのプランターしか残されていないので、ミニニンジンの種蒔きをすることにします。
ニンジン栽培の一番の問題は、まず発芽できるか、です。
発芽が難しい種子 ということになりますね。
ニンジンの種子は好光性種子と言って 光を感じて発芽する種子、です。
ですので、種蒔き時に通常通りの土をかけてしまうと発芽しない、ということになってしまいます。
種蒔後に光を遮断しないように、種が見え隠れする程度の薄い土をかける、ことが発芽させるポイントになります。
地中で育つニンジン栽培に用意するプランターは、深さ20㎝以上のものが適当です。
プランターでは、根の部分(いわゆるニンジンの部分)が短い、三寸ニンジンやミニニンジンが作りやすいです。
三寸ニンジンは種蒔から90~100日後、ミニニンジンは種蒔きから70~90日後が収穫の目安。
また、三寸ニンジンは直径3~4㎝、ミニニンジンは直径1~2㎝で収穫します。
ミニニンジンの栽培環境
科名 セリ科
発芽適温 15~25℃
生育適温 18~21℃
発芽日数 6~8日
収穫までの日数 70~90日
収穫期根長さ 10~12センチ
収穫期根の太さ 1.5~2㎝
ミニニンジンの栽培ポイント
生育適温は18~21℃と低めなので、8月の種蒔きで栽培する場合は直射日光の当たらない日陰気味な場所で育てるようにします。
ミニニンジン種蒔き
- 深さ20㎝以上のプランター底に、厚さ2㎝ほどの厚底石を入れます。
- プランター上から3㎝ほど下(水やり時に水がプランター上から流れ出ない高さ)まで野菜培養土を入れます。
- 10㎝ほどの間を空けて、支柱等で深さ5mmほどの溝を作ります。
種蒔きの溝を作る際に、支柱等一定の太さの棒を使用すると溝の深さが同じになって、発芽が揃います。
- 溝に1㎝間隔に種蒔きします。
- 2.5mmほどの厚さの土をかけて、土と種が密着するように軽く手のひらで土表面を抑えます。
- プランター底から流れ出るくらいにたっぷりとやさしく水やりします。
以上で種蒔き作業終了です。
発芽まで乾燥させないように水やりをする、または新聞紙をかける等の乾燥対策をします。
新聞紙等をかけた場合は、発芽後は新聞紙等を外します。
雨降り続きの時期でしたら、水やりの心配もなく野ざらしで大丈夫。
新聞紙を利用する場合は、こんな感じに新聞紙をのせるようにします。
種蒔きから10日~2週間ほど経っても発芽が見られない時は、種蒔き時にかける土を前回よりも薄くして再度種蒔きします。
5日後、発芽の様子。 雨降り続きで土は乾燥知らず状態、乾燥対策なしの野ざらしで発芽しました。
間引き
双葉が開いたら株の間が2㎝間隔、本葉が4~5枚になったら3 ~5 ㎝間隔になるように苗を抜き取ります(間引き)。
双葉が開いたら2㎝間隔になるように余分な苗を引き抜く(間引き)。
株を間引いた後は、株元に土を寄せ手で抑えて株元がぐらつかないようにします。
適切に間引きをすることで、地中のニンジンが太ります。
種蒔きから約40日後、5㎝間隔に苗を引き抜いて(間引き)成長中。
追肥
種蒔き1か月後から2週間おきに化成肥料、もしくは、ぼかし肥を1つかみ(10g)をパラパラ撒く、または,1週間おきに液体肥料を規定通り薄めて追肥します。
定期的な追肥と、土が乾燥したらたっぷり水やりをしながら収穫まで管理します。
収穫
種蒔きから70~90日後が収穫の目安で、根元が1.5~2㎝の太さになったら収穫適期です。
収穫が遅れると、スが入ったり空洞になったりしますので、遅れないように収穫します。
8月初旬の種蒔きですと、収穫は10月以降ですね~。
10月は暑い夏も終わり少し寂しさを感じる頃ですが、ニンジン収穫ができる時期となれば待ち遠しくなります。
春、夏、秋、冬、と1年中、育てる野菜は事欠かないので、以前は季節の移り変わりに寂しさを感じることも有りましたが、野菜を育てるようになってからは季節が変わるたびに次に育てる野菜のことを考えただけで心ワクワク踊ってしまいます。
今や、野菜づくりは生活の一部になってしまっています。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎