ミニニンジン栽培(プランター)・・・8月に種蒔きできる野菜、夏は日陰で良く育つ!
しばらくは野菜の高値が続きそうなので、持っているプランターを総動員させて種撒きをしています。
真夏の7月、8月、夏真っ盛りの時期は種蒔適期である野菜が少ない中、ニンジンは8月が種蒔き適期ですね~。
今回は地植えする場所もなく小さめのプランターしか残されていないので、ミニニンジンの種蒔きをすることにします。
ニンジン栽培の一番の問題は、まず発芽できるか、です。
発芽が難しい種子 ということになりますね。
ニンジンの種子は好光性種子と言って 光を感じて発芽する種子、です。
ですので、種蒔き時に通常通りの土をかけてしまうと発芽しない、ということになってしまいます。
種蒔後に光を遮断しないように、種が見え隠れする程度の薄い土をかける、ことが発芽させるポイントになります。
地中で育つニンジン栽培に用意するプランターは、深さ20㎝以上のものが適当です。
プランターでは、根の部分(いわゆるニンジンの部分)が短い、三寸ニンジンやミニニンジンが作りやすいです。
三寸ニンジンは種蒔から90~100日後、ミニニンジンは種蒔きから70~90日後が収穫の目安。
また、三寸ニンジンは直径3~4㎝、ミニニンジンは直径1~2㎝で収穫します。
ミニニンジンの栽培環境
科名 セリ科
発芽適温 15~25℃
生育適温 18~21℃
発芽日数 6~8日
収穫までの日数 70~90日
収穫期根長さ 10~12センチ
収穫期根の太さ 1.5~2㎝
ミニニンジンの栽培ポイント
生育適温は18~21℃と低めなので、8月の種蒔きで栽培する場合は直射日光の当たらない日陰気味な場所で育てるようにします。
ミニニンジン種蒔き
- 深さ20㎝以上のプランター底に、厚さ2㎝ほどの厚底石を入れます。
- プランター上から3㎝ほど下(水やり時に水がプランター上から流れ出ない高さ)まで野菜培養土を入れます。
- 10㎝ほどの間を空けて、支柱等で深さ5mmほどの溝を作ります。
種蒔きの溝を作る際に、支柱等一定の太さの棒を使用すると溝の深さが同じになって、発芽が揃います。
- 溝に1㎝間隔に種蒔きします。
- 2.5mmほどの厚さの土をかけて、土と種が密着するように軽く手のひらで土表面を抑えます。
- プランター底から流れ出るくらいにたっぷりとやさしく水やりします。
以上で種蒔き作業終了です。
発芽まで乾燥させないように水やりをする、または新聞紙をかける等の乾燥対策をします。
新聞紙等をかけた場合は、発芽後は新聞紙等を外します。
雨降り続きの時期でしたら、水やりの心配もなく野ざらしで大丈夫。
新聞紙を利用する場合は、こんな感じに新聞紙をのせるようにします。
種蒔きから10日~2週間ほど経っても発芽が見られない時は、種蒔き時にかける土を前回よりも薄くして再度種蒔きします。
5日後、発芽の様子。 雨降り続きで土は乾燥知らず状態、乾燥対策なしの野ざらしで発芽しました。
間引き
双葉が開いたら株の間が2㎝間隔、本葉が4~5枚になったら3 ~5 ㎝間隔になるように苗を抜き取ります(間引き)。
双葉が開いたら2㎝間隔になるように余分な苗を引き抜く(間引き)。
株を間引いた後は、株元に土を寄せ手で抑えて株元がぐらつかないようにします。
適切に間引きをすることで、地中のニンジンが太ります。
種蒔きから約40日後、5㎝間隔に苗を引き抜いて(間引き)成長中。
追肥
種蒔き1か月後から2週間おきに化成肥料、もしくは、ぼかし肥を1つかみ(10g)をパラパラ撒く、または,1週間おきに液体肥料を規定通り薄めて追肥します。
定期的な追肥と、土が乾燥したらたっぷり水やりをしながら収穫まで管理します。
収穫
種蒔きから70~90日後が収穫の目安で、根元が1.5~2㎝の太さになったら収穫適期です。
収穫が遅れると、スが入ったり空洞になったりしますので、遅れないように収穫します。
8月初旬の種蒔きですと、収穫は10月以降ですね~。
10月は暑い夏も終わり少し寂しさを感じる頃ですが、ニンジン収穫ができる時期となれば待ち遠しくなります。
春、夏、秋、冬、と1年中、育てる野菜は事欠かないので、以前は季節の移り変わりに寂しさを感じることも有りましたが、野菜を育てるようになってからは季節が変わるたびに次に育てる野菜のことを考えただけで心ワクワク踊ってしまいます。
今や、野菜づくりは生活の一部になってしまっています。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎