アリの生態・・アリを運ぶアリ & ケンカするアリ An ant carrying the ant like Darth Vader & Two ants fighting
こんにちは。
今の時期、庭の隙間菜園の仕事といえば、草むしりくらいで、これが苦手と言いましょうか好きではない作業で、草むしりしながら、こちらの吞気な草むしりとは裏腹な朝からなにやら忙しそうにクルクル動いている沢山のアリやダンゴムシに目が奪われてしまうのです。
早朝、仕方なくポチポチ草をむしっている手のむこうに、忙しそうに何か獲物を運んでいる1匹のアリを発見してしまいました。
獲物となるものを見ようと、よーく目を凝らすと、なんと 大きなアリ なのです。
しかも、ダースベイダーを思わせるような、巨大な真っ黒いアリ。
これはもうポチポチ草むしりをしている場合ではありません。
見失わないように細心の注意を払いながら、スマホ片手に跡を追いました。
今日も又、アリの話題になってしまいますが、この時期、庭で一番活発な動きを見せているのがアリなのです。
足元に注意して動かないと、サンダルに踏みつけてしまったアリがくっ付いているほど大勢で庭をクルクルしています。
薬剤使用を全くしていない場所ですので、クモ、アリ、ダンゴムシ、ナメクジ、トカゲ、ヤモリ、バッタ、カマキリ等が、この庭の住虫たちで、害虫と益虫が仲良く?混在している場所となっています。
年に1度程度の薬剤を庭に撒くと、これらの虫たちの姿はほとんど見なくなり、特にナメクジによる食害は顕著になくなります。
しかし、益虫もいなくなり生態系が崩れると、再び害虫が多量に発生し、再度薬剤を使用して除去する、ということを繰り返すことになるようです。
害虫と益虫がともに生息することは、生態系を維持する上で一番重要なことで、そこで育つ、植物全般にとっても良い環境を維持できる大きな要因となっているのでしょう。
我が家は、庭中、虫だらけ、なんです~。
ですので、観察する虫には事欠かないのですが・・。
要するに、雑草だらけということになります。
アリの写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
アリを運ぶアリ
黄色矢印が一心不乱に作業をしているアリ。
草の生い茂る中、デコボコの道なき道を、持ち上げたり引きずったりしながら運んでいます。
途中、横取りしようとする物(白い矢印)が現れて、大慌てのアリ。
この角度から見ると、獲物は立派な触角を持つかなり巨大なアリで、光沢のある黒ずくめな風貌からダースベイダーを思わせます。
獲物を引っ張り合う両者。
かなり大きい黒ずくめのアリ、女王アリ?をめぐる激しい攻防が繰り広げられています。
しかし、ここまで運んできたからには、獲物は何が何でも絶対離さない黄色い矢印のアリ。
結局、後から来たアリ(白い矢印)は退散せざるを得ませんでした。
ようやく獲物を運び入れた巣には、忙しくアリが出たり入ったりしています。
巣の周りには、ダンゴムシの殻が数個置き去り状態のままです。
気づいてから、5メートルほどの距離を1匹で巨大獲物を運んだアリ。
獲物の方が相当重いことは一目で分かるほどの荷を運んだアリは、間違いなく働きアリなのでしょう。
しかし、あれは獲物なのか、それとも、亡骸を仲間と惜しむために運んだのか・・。
仲間の死骸を巣に運ぶ、というアリがいることを読んだことがあるような・・不明です。
いずれにしても、今日も全力で働いてます・・、を眺め、その家までも知ってしまったのですが・・。
あのアリの巣(アリの家)は、どうしたものか・・このまま見て見ぬふりをするべきか、複雑な気持ちです。
庭には、薬剤は使用しないので、このままにしておくのでしょう!?
この間、約30分、長いドラマが終わりました・・しばしの間、アリの小宇宙に引きずり込まれた感に浸っていました。
あのアリの家の中では、どんなドラマが繰り広げられているのでしょうか・・?
* この数日後に、また同じような黒ずくめの立派なアリの死骸を運んでいるアリを見つけました。
ダンゴムシの殻を運ぶアリ
早朝の庭に出てみると、足元で動く物に気づきました。
体長1センチほどのアリが、何やら忙しそうに運んでいるのです。
相手はアリと同じくらいの大きさのダンゴムシの殻でした。
雑草の上を引きずっているので、スムーズに運べるはずもなく、アリにとっては、山あり谷ありの過酷な労働と見えて、一心不乱に、全精力をかけて、全力で・・そんな言葉が当てはまるように見えました。
アリの写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
全力でダンゴムシの殻を運ぶアリの姿です。
雑草の中にダンゴムシの殻が落ちるのを器用に引き上げるアリの様子です。
草の上を引きずり運んでいます。
殻を運ぶために、上下左右と角度を変え動き回るアリ。
ときに草むらに転がるダンゴムシの殻を決して離すことなく、おそらくアリよりも重いであろうと思われるダンゴムシの殻を、試行錯誤しながら引きずり運ぶ姿に働きアリの姿を見たような気がします。
手と足を器用に使って荷を運ぶ姿が印象的です。
過労死する働きアリもいる(本当のところはわかりませんが)らしいですが、過労死してもおかしくないと頷ける働きぶりでした。
知れば知るほど、興味が倍増してしまい、雑草だらけの庭の草むしりは一向に進みません。😞
喧嘩するアリ
家庭菜園を始めてからというもの、それまで見過ごしていた庭で繰り広げられる小世界に目が引き寄せられることが増えました。
狭い庭での野菜栽培なので、プランター利用は欠かせません。
その日は、ゴーヤを育てているプランターの端で角突き合わせるようにしている体長1センチ程の2匹のアリに気づきました。
そこで繰り広げられた日常のほんの1コマを紹介しましょう。
アリの写真がありますので、苦手な方はご注意ください。
数分間、この状態が続きます。2匹のアリは手足のみを動かすだけで身体は微動だにしません。ただただ、長時間のにらみ合いが続いている、というように見えます。
数分間の沈黙の後、新参者(?)の体長3ミリ程の小さいアリがやって来ました。
2匹のアリに交互に近寄り、何か話しかけているようにも見えるのです。
その姿は激高している2匹のアリをなだめているのか、はたまた自分も仲間に入れて欲しいと懇願しているのか・・。
しかし、小さいアリの願いはかなわなかったようで、2匹のアリは全く離れることはなく、小さいアリは諦めたようにその場を去って行きました。
2匹のアリは依然として、頭を突き合せたまま真剣に何事かを続行中です。
その時です!
突如として1匹のアリが動きを見せました。
絡み合いが始まり、もつれ合いながらも離れないアリの身体は、まさに変幻自在!
プランターの淵から落ちそうになるも、決してお互いに離れることはありません。
相当な筋力の持ち主たちと見えて、手足を淵にかけて絡み合いを続けること数分。
このまま、片方のアリは食べられてしまうのだろうか、などと自然界で生き残る非情さを勝手に感じながら見ていたのですが、なんと、再び身体を元に戻して戦う2匹のアリ。
すると突然、今まで何事もなかったかのように、2匹のアリはすっと離れ、それぞれの方向に去って行ったのでした。
・・・・完・・・・
この間14分・・ドラマは終わりました!
一体全体何のドラマだったのでしょうか?
本当に戦っていたのか、はたまた愛の告白だったのか・・・小さな世界で繰り広げられる寓話のような世界にしばし想いを馳せるのでありました。
その一方でこの一部始終をじっと眺めていた私って・・!?💦
この小さい庭で、全く知らない世界にこんなドラマが毎日あることを思うと、つくづく同じ敷地で生活していることを不思議に思ってしまいます。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎