トマトの葉がモザイク病・・・ところどころ黄色くなる。対策は?
いつもならホームセンターまでいそいそと苗の品定めに出かける楽しみも自粛、今年は苗購入は無理かも~、とあきらめモードでしたが、近くのスーパーの花コーナー(本棚のような小さなスペース)に肩身が狭そうに置いてある野菜苗を見つけて、キュウリ、ナス、ミニトマトの苗を購入しました。
外出もままならず落ち込みやすい昨今、あきらめていただけに苗を見つけた時の興奮度は・・・えもいわれぬ想い・・・というくらいの大げさな感激。
購入したミニトマト苗は、下葉が黄色く枯れて双葉などというものはなく、いつもならたくさん並んでいる ホームセンターのれっきとした正統派のミニトマト苗からは程遠いものでした。
それでも並んでいる苗の中では、状態が一番良い、というより枯れたり間延びしていたりする苗から選りすぐった苗。
植え付け時は、枯れている下葉を切り取って、苗を横に傾けて根元の茎を4~5㎝ほど一緒に土中に埋めました。
ミニトマトの苗は生命力が強いので、土中に埋めた部分の茎から根が出て、より強く根張りして強い株ができます。
株は70㎝ほどに成長して、花が3段、実が1段ついています。
結構ガッチリした良い株に育っているように見えますが。
そんなこんなで、あまり良くないミニトマト苗を植え付けしてから、約1か月が経った頃、下葉に異変が・・。
そういえば、購入時から下葉が黄色かった・・・既にモザイク病にかかっていたのかもしれませんね~。
こんな感じに黄色と緑色のまだら模様。
葉が黄色と緑色のまだら模様になるのは、モザイク病 というほとんどの野菜に見られる病気です。
モザイク病とは
小さな微生物が植物内に侵入して発症するウイルス性の病気で、アブラムシが媒介者となって感染が拡大します。
発病すると治す手段はありませんので、症状がある葉等をハサミで切り取り除き、感染が広まらないようにします。
樹液からも感染するので。使用したハサミ等は洗ってアルコールを吹きかけておくと良いです。
対策
病気自体に対処する手段はないので、感染を媒介するアブラムシの飛来を防ぐ対策をします。
アブラムシは、きらきら光るものを嫌うので、シルバーマルチを敷く、プランターであればアルミホイルを敷く等の対策で飛来防止をします。
薬剤代わりに木酢液と草木灰を使用してみる
無農薬での野菜栽培時の病害虫予防対策として 木酢液と草木灰を薬剤代わりに使用しています。
今回の黄色と緑色のまだらになった葉に、木酢液と草木灰を撒いてみました。
- まず、500mlの水に木酢液小さじ1/3(約2ml)を薄めて、霧吹きで黄色と緑色の症状のある葉を集中的に吹きかけて、ついでに予防を兼ねて株全体の葉に吹きかけます。
- 次に、薄めた木酢液を吹きかけた上から、黄色と緑色の症状のある葉に草木灰を薄くまんべんなく振りかけます。
こんな感じ。
上記写真と同じ葉。 木酢液と草木灰を吹きかけた4日後の様子。
雨が降ったり風が吹いたりで草木灰はなくなっています。
少し症状が落ち着いた感じもするようなしないような、おできが治まってきたところ、と言った感じでしょうか!?
いずれにしても症状が小さいうちに、さっさと切り取った方が良いですね。
木酢液には苗を元気にしてくれる使命もあるので、定期的(2週間おきくらい)に水に薄めて撒くことで病害虫予防に使用しています。
無農薬野菜が美味しいのは虫たちが1番良く知っている! ・・ですね。
無農薬栽培は、ある程度の病害虫被害とともに野菜を育てる、くらいにゆる~く考えるとちょうど良いのかなあ~と思いながら、虫観察も楽しめます。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎