はじめての畝の作り方・・・土づくりをして、その日のうちに苗を植え付け。
野菜栽培をはじめるには、まずは野菜苗を植え付ける場所を耕す作業から始まります。
この野菜苗を植え付ける場所を 畝 (うね)と言います。
肥料、堆肥、石灰を撒いて土を耕して、はじめて野菜が成長できる土壌環境を作って、畝の出来上がりです。
土質によって異なりますが、通常の畝の高さは10㎝ほど。
畝の高さと効能
畝を高くすると、水はけが良くなって根が張りやすくなり野菜が育ちやすい土壌環境になります。
ですので、水はけが悪い土質であれば、畝を高くするなどの工夫もできます。
たとえば、乾燥気味な土壌環境が最適なサツマイモは、20~30㎝の高さの畝にすると、収穫量も増えて美味しいサツマイモが収穫できます。
また、野菜の植え付け場所とそうでない場所の区別がはっきりしているので、管理しやすくなります。
畝に高さを持たせることは、野菜の成長を良くし収穫量を増やすことにつながる環境を作ることになります。
土づくり
土づくりをしたら、その日のうちに種蒔きや苗を植え付けたい! と思うもの。
その日のうちに植え付けをするため、土づくり開始です。
土づくりに必要なのが、肥料と堆肥と石灰ですね。
肥料と堆肥と石灰については、前日に記載しましたので省略します。
- 畝にする場所を30cmほどの深さまで耕します。
- 栽培する野菜の必要量の堆肥と肥料を撒いて、20㎝ほどの深さまでもう一度耕すように土と堆肥と肥料を混ぜます。
- 次に栽培する野菜の必要量の石灰を撒いて、深さ10センチほどまでの土によく混ぜ合わせるように再度耕します。(雨降り時に浸透していきますので10㎝ほどの深さで良い。)
土づくりをしたその日のうちに苗を植え付けするためには、肥料や石灰が偏らないように土と良く混ぜることが大切です。
撒いたばかりで土となじんでいない肥料や石灰が根に直接触れると、障害が出て成長できなくなります。
畝づくり
クワやシャベルで外側の土を畝に載せるようにして、高さ10㎝を目安にクワの脇などを使って、土を平らにならせば畝の完成。
この作業終了後、種蒔や苗植え付けをします。
マルチ使用の場合は、マルチをして終了。
こんな感じになりますね~。
左は高さ10cmのオクラ用の畝、右は高さ20cmのサツマイモの畝。
野菜づくりをはじめて3年たったころ、やっと野菜ができるような土になる、と言われます。
野菜が収穫できる土が出来るまでに3年要する、ということですね。
野菜づくりは土づくりだけでなくすべての作業において、これという決まりはなく、思い思いに自分の方法を見つけていけることもまた楽しみです。
より良い方法を探しながら、なが~く野菜づくりを楽しんでいただけるための参考の1つになれましたら嬉しい限りです。
野菜づくり10年生、あれやこれや、と試行錯誤中。
本日はこれにて失礼いたします~。🎎