saienyosikoのブログ

神奈川県沿岸部在住。庭の隙間で家庭菜園をはじめて10年目です。虫たちの日常を垣間見ながらの楽しい毎日です。

花が咲かないオクラの蕾・・・花を咲かせる準備ができていない場合

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今日は久しぶりに太陽が顔を出したので、早速、庭の野菜たちの様子を観察。

ミニトマト、ナス、モロッコインゲン、どれも強風で葉が焼けたように茶色になって、過酷な環境を耐え忍んだあとが見られます。

 

酷く茶色に枯れているような葉は取り除きました。

 

オクラ苗とサツマイモ苗は、過酷な環境の中、強風雨の影響を感じないほど元気に育っています。

 

今年のオクラ栽培は、小さな畝に株間15㎝、12本の苗が成長中。

オクラの新芽を好物とする虫たちの猛攻撃を受けながら、発芽が揃ったのは種蒔き開始から2週間が経過したころの6月半ばくらいでした。

 

それから1か月も経つか経たないうちに、オクラの苗は既に40㎝くらいの高さまで成長しています。

他の野菜がヨレヨレになるほど 過酷な環境下でも、12本すべての苗がグングン成長しているのですから、生命力の強い逞しい植物であることは間違いないですね~。

 

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小さい畝に葉がワサワサとして密集し過ぎ? のように見えるかと思いますが、心配はいらないのですよ~。

収穫と同時に下葉も切り取るのです。

そうすることで余分な栄養を分散することなく、実付きを良くすることができ、また、下葉を取り除きながら収穫することで、日当たりと風通しの良い環境となり病害虫予防にもなります。

 

今年は、オクラの株間を15㎝としましたが、通常は株間30㎝と言われます。

オクラの株は1.5メートルくらいまで成長するので株間を広めにするのですが、株をコンパクトに管理したいのと根張りを小さくして株を引き抜く際に楽に作業ができる、という目的から株間を狭く15㎝にしました。

 

株をコンパクトにして根張りを小さめにしてありますが、支柱等もしないで1か月も続く強風雨に倒れることもなくグングン成長していますので問題はありません。

 

 

 

オクラは株根元から近い順に、主枝と葉の付け根に蕾を付けて花を咲かせて実になります。

40㎝くらいの高さまで成長したオクラ苗を見ると、蕾が数個ついています。

株根元に近い最初の蕾は地際から10㎝くらいの高さくらいでしょうか。

 

株根元から2段目までの蕾は、すでに黄色く枯れかかっていて花が咲かないでおしまい状態。

青色矢印は花が咲かないで枯れかかっている蕾。 赤色矢印はガクがひらいて花ひらく準備の出来ている蕾で間もなく花が咲くでしょう。

 

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蕾が花開き実を付けるためには、株がそれなりにエネルギーを蓄えて準備が出来ているという状態である、言い換えれば、株が充実している状態になってはじめて花が咲く、ということです。

 

蕾が出来ているのに花が咲かない原因は、この場合は、株が花を咲かせ実を付ける準備がまだできていなかった、ということですね。

 

小さい株や細い株等で蕾の花が咲かない時は、株がしっかりするまで待つと花開きます。

種撒きや植え付けから1か月くらい過ぎて、株が貧弱だったり蕾がなかったりするようでしたら、2週間ごとに追肥をはじめます。

 

肥料不足は、オクラの葉で判断できますので、追肥をする目安にします。

 

左の角張っている感じの葉は肥料不足。 右の葉のようにふっくら丸い感じになるように追肥をします。

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定期的な追肥とあまり乾燥しているようなら水やりすることで、約3か月の間、過酷な真夏でも実を付けてくれるタフで美味しい野菜・・・自家栽培とは嬉しいですね~。

 

本日はこれにて失礼いたします~。🎎

 

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